我が家はオール電化を採用したため、ガスの契約をしていません。
家を建てる前は、オール電化って本当にお得なのか?ガスの方が良いのではないか?という懸念があり、少し悩みました。
実際にオール電化のマイホームに住み、2年が経とうとしています。
実際に電気代はいくらだったのか、公開していきます。
家族構成や広さによって異なると思いますので、この金額を目安に、ご自身の状況に当てはめてお考えください。
我が家は妻と子供1人の3人家族、4LDK
我が家は妻と2歳の子供が1人の3人家族です。
家は4LDKですが、LDKは24畳(和室込み29畳)あるので、平均より若干広めだと思います。
参考記事 : 24帖のLDKを建築!広さや快適性は?
2階リビングということもあり、暖かい空気が上ってくることから床暖房はつけませんでした。
夏冬はエアコンをかけ、サーキュレーターを回して空気循環をしています。
天井が高いので、サーキュレーターがないと結構寒いです。
参考記事 : 24畳のリビングを暖房とサーキュレーターアイ DC JETで暖める!
▲24畳に対応した強力なサーキュレーター。サーキュレーターの有無で暖かさは大きく変わる。
太陽光パネルを積んでいるため、一部は相殺
我が家は夫婦共働きですが、妻はほとんど在宅勤務です。
そのため、在宅ワークではない夫婦よりも電気代はかかりますが、太陽光パネルを積んでいるため、天気が良ければ昼間の電気は相殺されています。
蓄電池等は設置していないため、夜の電気代はそのままかかっています。
オール電化を導入する家は、大半が太陽光パネルを積んでいると思いますので、この辺りの条件は同じだと思います。
PHEV車に乗車中
我が家はガソリンと電気のハイブリッド、「PHEV」というタイプの車に乗っています。
PHEVは家の電気でも走るため、定期的に家で充電しています。
フル充電にかかる電気代は300円ほどで、週に2回程度フル充電します。
昼間に充電することが多く、太陽光パネルでの発電と相殺しているため、正確な金額はわかりません。
あくまで概算になりますが、おおよそ1,000円/月くらいは、PHEVの電気代としてかかっていると思います。
スポンサーリンク春(3月、4月、5月)の電気代
まずは3月〜5月にかかった電気代をご紹介します。
少し暖かくなってくるものの、3月はまだ暖房を使っていたと思います。
しかし暖かくなればなるほど電力を必要としないため、徐々に電気代を抑えることができます。
オール電化の3月の電気代
3月の電気代は10,797円でした。
このくらいの季節で10,000円を少し超えるくらいですね。
使用した電力は424kWhなので、ご自身の契約プランに当てはまると、概算が出るかもしれません。
ただし、オール電化は夜間電力で使っているものも多いので、単純に掛け算というわけにはいかないので注意が必要です。
オール電化の4月の電気代
4月は少し暖かくなって来たため、電気代は8,775円で済みました。
最近の家は断熱性が高いため、4月はほとんどエアコンを使っていません。
なお、使用電力は320kWhでした。
オール電化の5月の電気代
5月は更に電気代が下がり、7,626円でした。
「4月はほとんどエアコンを使っていない」と言いましたが、4月の初め頃は少し使っていたのかもしれません。
4月との電気代の差1,000円は、これによるものと思われます。
なお、使用電力は251kWhでした。
夏(6月、7月、8月)の電気代
夏はクーラーをつける季節なので、電気代がかかります。
二階リビングなのでさぞ暑いと思いきや、風通しもよく、7月まではエアコン不要でした。
参考記事 : 二階リビングは暑いのか?実際に猛暑日や真夏日を過ごした感想
なお、エアコンは26℃設定で、サーキュレーターで空気を循環させています。
オール電化の6月の電気代
6月もまだまだ電気代はかからず、7,707円でした。
雨の時は除湿機を回すため少し電気代がかかりますが、お金に換算すると誤差のようなものでした。
ジメっとした嫌な季節ですが、エコカラットのおかげでリビングの湿度は快適でした。
参考記事 : エコカラットはお洒落で湿度調整もしてくれる!実際に住んでみたレビュー
なお、使用電力は243kWhでした。
オール電化の7月の電気代
7月は扇風機は回していましたが、冷房はほとんどつけておらず、電気代も7,761円でした。
7月終盤は少しつけたかもしれませんが、あまり電気代には跳ねていませんね。
6月も除湿機を稼働させていたので、同じくらいの電力だったのかもしれません。
なお、使用電力は238kWhでした。
オール電化の8月の電気代
8月はエアコンをつけ始めましたが、8,443円でした。
風通しが良いので、心地よく風が吹く日は窓を開けて扇風機で過ごしました。
風がないと冷房必須ですが、風さえあれば十分涼しいです。
寝る時は12畳程度の部屋ですが、毎日26℃設定の冷房で寝ていました。
なお、使用電力は264kWhでした。
スポンサーリンク秋(9月、10月、11月)の電気代
9月、10月、11月は、秋と言ってもそこそこ暑いです。
特に今年は秋を感じられる期間が短く、蒸し暑いと思ったらすぐ寒くなってしまいました。
秋らしい気温が続けば、電気代は抑えられるかもしれませんね。
オール電化の9月の電気代
9月の電気代はなんと8月より高く、9,897円でした。
自覚はないのですが、8月よりも趣味のキャンプに行かず、家にいる時間が長かったのかもしれません。
もしくは8月の方が太陽光の発電量が大きいので、相殺した電力量が大きかったのかもしれません。
なお、消費電力は318kWhでした。
オール電化の10月の電気代
10月になるとお風呂を沸かす時が出てくるため、少しだけ電気代は上がって8,070円となりました。
2階リビング+高断熱のおかげか、10月は暖房を使わずに過ごすことができました。
朝晩は少し冷えますが、昼間はかなり暖かいので、まだまだ電気代は上がっていません。
なお、消費電力は244kWhでした。
オール電化の11月の電気代
11月になると、冷える日が増えてきました。
暖房を稼働させる機会も増えたため、電気代は9,235円となりました。
お風呂はほぼ毎日沸かしていたため、それも響いたと思います。
消費電力は336kWhなので、少し上昇傾向です。
冬(12月、1月、2月)の電気代
12月〜2月は最も寒く、最も電気代がかかる季節です。
やはり夏の冷房よりも、冬の暖房の方が電気代がかかるようです。
このピークにecoを意識することで、電気代は変わってくるのではないかと思います。
オール電化の12月の電気代
12月はかなりの頻度で暖房をつけていたため、10,447円となりました。
10,000円の大台を突破すると、寒くなってきたなあ、という感じがします。
消費電力も401kWhと、400kWhを超えました。
オール電化の1月の電気代
12月と1月で何が違うか分かりませんが、1月は13,910円と、1年で最も高くなりました。
もしかしたら、正月休み、成人の日といった祝日があり、家にいる時間が増えたのが理由かもしれません。
それにしても、12月と比較して3,500円増えており、対前月比133%は少し増えすぎな気がします。
12月は11月からの移行で暖房を使うことに関してeco意識があり、1月は暖房に慣れてeco意識が薄らいだから、という可能性もあります。
正確なところは分かりませんが、580kWhと、消費電力も年間で最大となりました。
オール電化の2月の電気代
2月も1月同様、まだまだ寒い季節が続くため、電気代は13,110円となりました。
この差は年末年始の休みによるものと、2月はそもそも28日までしかないことが理由と考えています。
おそらく1月と2月で、暖房の使い方に差はなかったと思います。
2月は上旬も下旬も厳しい寒さが続くため、暖房もフル稼働です。
なお、消費電力は544kWhでした。
感想、まとめ。オール電化はガス代を考えれば安くなりがち
他の方のブログ等を見ていると、この電気代は標準〜若干安めの部類に位置すると思います。
それなりにecoを意識して生活しているため、ecoを意識していない家庭よりも電気代は抑えられています。
とは言え、今の時代「全くecoを意識しない」という方も少ないので、世の中の平均値も少しずつ安くなっているかもしれません。
しかしこのくらいの電力であれば、ガスを契約した場合と比較すると、かなり安上がりに済んでいると思います。
全体を通して見れば、オール電化は安めに済むと思います。