私は現在、二階リビングの家に住んでいます。
住み始めたのは今年の4月なので、まだ1年間住んでいません。
そのため、全ての季節がこの家で過ごす初めて、ということになります。
当たり前かもしれませんが、春先は穏やかな気候が続き、快適性抜群でした。
しかし心配なのが真夏と真冬です。
特に真夏は二階リビングのデメリットが出やすいため、非常に心配していました。
実際に最初の夏を体験したので、その様子を書いていこうと思います。
我が家は二階リビングを採用
我が家は東京都心へのギリギリ通勤範囲ですが、どちらかと言うと「田舎」の部類に入る場所です。
田舎と言っても東京都心から通勤範囲にあるので、私の実家のある山梨県の田舎と比べると、大都会になると思います。
庭付き一軒家がギリギリ建てられるくらいの土地ですが、家と家との距離が近く、あまりプライバシーが守られていない庭になってしまうため、我が家は二階リビングを採用しました。
二階リビングは他人と目線が違うため、カーテンやブラインドを開けておいても問題ありません。
庭の代わりにインナーバルコニーを設置したため、そこでバーベキューをしたり、プールに入ったりして遊びました。
二階リビングにしたことに関しては、大変満足しており、本当に正しい選択だったと感じています。
参考記事 : 【2階リビング】我が家の間取りを公開!拘りも解説【インナーバルコニー】
参考記事 : 二階リビング+インナーバルコニーの感想!人目を気にせずバーベキュー!
夏の暑さは懸念していた
しかし二階リビングの一番の懸念は、夏の暑さです。
老後の話もありますが、老後のために生きているわけではありませんし、対策も考えています。
参考記事 : 二階リビングのメリットとデメリット!老後の対策について
しかし夏の暑さについては、二階リビングである以上熱が篭りやすく、エアコンをガンガンにかけないといけないのではないか?と懸念していました。
エアコンをかければ解決しますが、毎日のようにエアコンガンガン、というのも、電気代がかかって嫌ですよね。
スポンサーリンク実際に一夏を過ごしてみた
執筆時現在、9月も終わり10月に突入しています。
まだ残暑を感じることもありますが、もう夏ではなく秋の気候となりました。
ここまで来れば、この後に猛暑日のような日が来ることはほぼないでしょう。
新居を建てて初めての夏が終わったわけですが、毎日が新鮮な連続だったので、とても勉強になりました。
二階リビングの暑さについても、これから毎年夏を越していくことになるので、感覚を掴む上でも大変重要な一年だったと思います。
締め切っていると一階よりも暑いが、そこまでではない
二階リビングの暑さですが、実際のところ、ほとんど感じませんでした。
もちろん夏は暑いものなので、暑さは感じます。
しかし、「一階だったら涼しいのに、二階リビングだから暑い」と感じることはあまりありませんでした。
「あまり」という言葉のとおり、二階リビングの暑さを全く感じなかったわけではありません。
後述しますが、一夏を過ごして数回くらいは、「二階リビング特有の暑さ」というものを感じました。
しかし全体を通してみれば、それほどデメリットはないと言えるかもしれません。
24時間換気が優秀
二階リビングでもそれほど暑くなかった理由として、24時間換気の優秀さもあると思います。
知人で、築30年超の二階リビングの家に住んでいる人がいますが、とにかく毎日暑い、と言っていました。
最近の家は換気能力が高く、こもった熱気もどんどん排出してくれます。
また、我が家は天井が高いため、人間の高さに熱気が篭らないのも相性が良かったのかもしれません。
風が吹けば涼しい
二階リビングの夏の暑さは、風が吹くかどうかで大きく左右されると思います。
二階リビングは一階と比較して、高さがある分風が入りやすい環境にあると思います。
また、我が家のようにリビング以外の機能を全て一階に集約させた場合、2階は東西南北全ての方向に窓を持つことができます。
風が吹いていれば熱が籠ることもありませんので、体感の暑さは全然違います。
2階リビングにおいて、換気と風の力は特に重要だな、と感じました。
スポンサーリンク「二階リビングはやっぱり暑い」と感じたのは数回
懸念していたよりも、二階リビングは真夏でも快適に過ごせました。
しかし、「二階リビングはやっぱり暑い」と感じたことがなかったわけではありません。
風のない日で、特に朝一なんかは暑さを感じました。
例えば、我が家は一階に寝室があるため、寝室はエアコンをかけて寝ていました。
その漏れた冷気は2階に登ることはなく、1階に溜まります。
朝は太陽の日差しも少なく、そのおかげで一階は比較的涼しいのですが、一日中風の入れ替えも少なく、窓を閉め切った二階のリビングは、それなりに暑くなっています。
そのため、朝起きて窓を開けるまでの間なんかは、度々暑さを感じることがありました。
電気代は約1万円/月
たとえ二階リビングが暑くても、エアコンをかけてしまえば同じです。
しかしそこで気になるのが電気代です。
我が家はLDKで24畳、隣接する和室を合わせて29畳あります。
8月の最もピークの時の電気代は、月額1万円でした。
我が家は3人家族ですが子供はまだ一歳のため、子供部屋は使っていません。
そのため、ほぼ夫婦2人の電気代のようなものです。
オール電化なのでガス代がかからない代わりに、昼間であれば太陽光発電で相殺されています。
家庭状況によっても変わりますが、夫婦共働きであればこんなものです。
オール電化なのでそれほど高くはない
月額1万円の電気代は、これまでの我が家の電気代の中では高い方です。
しかしオール電化なのでガス代の固定費がかかりません。
そのため、一般家庭と比較しても、光熱費としてはそれほど高くないのではないでしょうか。
電気代を抑えることができたのは、太陽光で発電した電気(本来なら売電するもの)を使えていたのも大きいと思います。
夏場はお風呂を沸かさないため、その分も電気代が安くなります。
暖房だろうが冷房だろうが、結局快適に過ごすには電気代がかかります。
節約思考は大事ですが、それで生活の質を落とすのは馬鹿らしいので、暑い時は大人しくエアコンをかけることにしています。
感想、まとめ。二階リビングの暑さはそれほどでもなかった
二階リビングの一軒家を建てて、はじめての夏が過ぎました。
二階リビングを設計するときは、夏の暑さは心配事項でした。
しかし実際に一夏を過ごしてみて、そこまでデメリットを感じることは少ないと言うことを学びました。
最近の家の換気システムは素晴らしく、それも理由の一つだと思います。
反対に、冬は二階リビングは暖かいと思っていましたが、この様子だとあまり変わらないかもしれません。
次ははじめての冬が来ますが、それもまた、新たな経験で楽しみです。