優待株投資が楽しい!資産形成でのコア・サテライト戦略について

最近ハマっているのが、優待株投資です。

私は投資そのものが好きなので、インデックスファンドで資産形成をしつつも、個別株や仮想通貨等を通じてより豊かな人生を目指しています。

 

そんな中で最近、優待株はQOL(Quality Of Life)の向上という最終目標に大きく寄与するものではないかと感じ始めています。

資産効率だけ見たら優待株が良いとは言い難いですが、お金を増やすことが目的ではなく、最終的に幸せな人生を送る(幸福を感じる時間を増やす)ことが目的なので、そう考えると優待株は魅力的な投資先だと思います。

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「株主優待」を貰うためには?

株券のイラスト

まず初心者の方に向けて、株主優待とは?という解説をしておきます。

 

株主優待と聞くと、テレビ番組で桐谷さんが優待生活をしているのを見ますが、あんな感じで企業からタダ券や割引券が貰えます。

株主優待は日本独自の文化ですので、日本株に投資をする必要があります。

 

株主優待は企業ごとに、何株買うと何が貰える、というのが決まっていますが、原則100株以上は購入しなければいけません。

企業によっては100株だけでは優待はもらえず、200株、300株と必要な企業や、1年以上長期保有する必要がある企業等、様々です。

 

こういったものを調べながら、価格が下がったタイミングで買い付け、長期で保有するのが優待株投資の基本戦略になります。

「優待利回り」という考え方

お金を育てる人のイラスト

優待株銘柄には、「優待利回り」という考え方があります。

株主優待は毎年貰えるので、これを投資金額で割って利回りを求めたものです。

 

例えば、私が最近買ったコロワイドは、500株買うと年間40,000円(10,000円×4回)の株主優待が貰えます。

コロワイドは1,570円で購入したので、

1,570円×500株=785,000円

40,000円÷785,000円=5.1%

となることから、私の買い付け価格の場合、5.1%の優待利回りと、若干ながらの配当利回りがあると言えます。

優待利回り5%と配当利回り3%ではどちらが得か

投資戦略を練る男性

では、5%の優待利回りの株と、3%の配当利回りの株、どちらがお得なのでしょうか

これは非常に難しいです。

 

優待はあくまで単利であり、配当は複利になるので、一見すると配当利回り3%の方が投資対象としては良いような気がします。

しかし、優待で生活必需品を買ってその分投資に回せば、そのお金で複利を生み出すことができます。

そういう意味では、①生活必需品が買える優待、②転売して価格がつく優待券、であれば、配当と同じように扱うことができます

 

しかしこれはあくまで優待を維持できる前提ですので、長期保有をしていても優待の改悪や廃止は起こり得ますので、難しいところです。

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倹約家にこそ使って欲しい優待

幸せそうな家族のイラスト

優待を転売すればお金になりますが、当然メルカリ等に手数料を取られ、配送料もかかりますので、目減りします。

倹約家であればあるほど、価値を減らしてでもお金に変えたくなると思いますが、逆に倹約家であればあるほど優待は自分で使って欲しいと思っています。

 

例えば、中学生と小学生の子供2人、家族4人で焼き肉食べ放題に行き、12,000円かかるとします。

正直、かなり高いと思いますし、「贅沢をしている」という認識と罪悪感があります。

これは配当で貰ったお金であっても同じで、配当を貰ったとしても一度自分の口座に入ってしまえば、「贅沢をしている感覚」は残ります。

 

しかし優待であれば、むしろ「使わなきゃ損」という感覚ですし、「家族でこんなに楽しめるんだから、投資をしていて良かった」というポジティブな気持ちになります。

お金は使って幸せになるためのもの」と分かっていても、なかなか割り切って使えるものではないので、そういう意味で「倹約家にこそ優待を使ってもらいたい」と感じています。

ポートフォリオの一つに入れるコア・サテライト戦略

証券取引をする男性

優待株に全力投資をして、桐谷さんのような生活を目指す、というのも、一つの投資スタイルだと思います。

しかし私の場合は、様々な投資先に分散投資をする一つとして、優待株を保有しています。

 

資産の7割〜8割程度をインデックスファンドに投資していますが、3割は現金を流動的に動かし、アクティブに投資を楽しんでいます

この投資方法をコア・サテライト戦略と言います。

優待株は自分のポートフォリオの中で「最も“現在の幸福度を高めてくれる”投資先」だと感じています。

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家族で楽しめる!おすすめの優待銘柄

ドライブのイラスト

優待株が効率的かどうかは分かりませんが、優待株を持っている私としては、優待銘柄はとても楽しい投資先です。

特に私のように、「お得」が好きな人であれば、株主優待を貰った時の嬉しさ、それを使うことで得られる満足感は、「幸福を感じる」という最終目標に対して大きく貢献してくれると思います。

 

世の中には株主優待がもらえる企業はたくさんありますが、私が持っている中で「家族で楽しめる!」というおすすめ銘柄をいくつかご紹介します。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)

クリエイトレストランツのロゴ

しゃぶ菜」「かごのや」等のブランドを保有する飲食企業です。

積極的なM&Aでブランドを増やしており、コロナ前は1,200円をつける場面もありました。

現在(2021年12月時点)は3桁で買えることもあり、かなりお買い得だと思います。

 

株主優待は半年に1回送られてきて、100株で2,000円相当、200株で4,000円相当、400株で8,000円相当・・・と徐々に上がってきます

ただし、細かく言えば400株は6,000円相当で、1年以上保有していると追加で2,000円相当がもらえる、というものです。

 

しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜」は土日ランチ価格で、約2,300円で牛・豚の食べ放題コースが食べられるので、我が家はこれで使っています。

400株ホルダーであれば、大人4人で食べ放題してもお釣りがくるので、半年に1回、家族のだんらんの場としてしゃぶしゃぶを食べに行くのも良いと思います。

 

なお、しゃぶ菜はイオンモール等によく入っているので、近くにないか探してみてください。

ちなみに、私はイオンモールの株主でもあるので、併せて優待で買い物もできます。

参加記事 : 優待初心者にもおすすめ!クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)の優待が到着

オリックス(8591)

オリックスのロゴ

※オリックスの優待は2024年3月のものをもって終了となります。

オリックスの株主優待は、年1度、カタログギフトがもらえます。

3年以上保有していると更に豪華なカタログギフトになりますが、3年未満でも十分豪華な優待でした。

私はまだ3年に至っていないですが、和牛のハンバーグをもらって、家族で美味しく食べました。

 

カタログギフトはラインナップが充実しているので、家族で相談しながら楽しく決めさせていただきました

コロワイド(7616)グループ

コロワイドグループのロゴ

コロワイド(7616)・アトム(7412)・カッパ・クリエイト(7421)の株主優待は、一つの「優待カード」にポイントとして振り込まれます。

その中でも主力となるのがコロワイドです。

 

少し値段は高いですが、コロワイドの株主優待は額が大きいため非常に魅力的です。

コロワイドの株を500株保有すると、10,000円分の食事ポイントを年4回貰うことができます。

 

我が家は焼肉屋のカルビ大将が家の近くにあるのですが、食べ放題の「大将コース」は大人約3,300円、小学校低学年以下までは半額(幼児は無料)となっています。

子供が小学校高学年になっても、4人家族で13,000円程度なので、ビールとハイボール、ドリンクバーを頼んで15,000円に少し足が出るくらいです。

コロワイドだけで年間40,000円の優待があるので、年に2~3回はこれくらいの贅沢ができるわけです。

 

節約志向な私は、これが株主優待でなければ、15,000円もするなら家でうまい肉を焼こう!となってしまいます

でも本当は、たまに贅沢な外食をすることも、家族との大切な思い出の一つなのだと思います。

ダイショー(2816)

ダイショーのロゴ

我が家では、冬には鍋をよく食べるので、ダイショーもおすすめです。

ダイショーはお鍋のスープ等を作っている企業で、年に2回、自社商品を送ってくれます。

 

優待利回りは大したことないですが、鍋が好きな方であれば嬉しい贈り物であることは間違いありません

普段買わないような鍋のスープが、意外と美味しいことがよくあるので、我が家のプチイベントとなっています。

企業業績も悪くないので、長期で保有できるちょっと嬉しい銘柄です。

感想、まとめ。優待は楽しい!

家族団欒での食事

優待株だけを買い集めて集中投資をする、という投資法も良いですが、基本的にはメインをインデックス運用に置いた「コア・サテライト戦略」がおすすめです。

どの投資先が良いかという議論はここではしませんが、優待株は人生の幸福度を上げてくれる、面白い投資先だと思います。

優待株に全力投資をするわけではなく、うまくポートフォリオに組み込むのがおすすめです。

 

優待での食事を家族の恒例行事にすることで、その恒例行事がいつかきっと家族との思い出の一つとなることでしょう。

そして子供には、生活を通じて少しでも「投資」というものに興味を持ってもらえたらな、とも思います。

 

正解は分かりませんが、「お金を増やす最終目的は幸福になること」であるということは忘れてはいけません

優待株への投資は魅力がたくさんあるので、興味のある方はまずは手軽な銘柄から購入してみてはいかがでしょうか。

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