アウトドア好きな私は、「屋外に出られる空間」というものをマイホームに求めていました。
最初は屋上を作ろうとし、最終的にインナーバルコニーになったのですが、実際に住んでみてどちらが良かったでしょうか。
感想を書いていきますので、悩んでいる方はぜひご参考にしてください。
なお、我が家の家づくりは、このブログに検討の流れを書き残していますので、ぜひご参考にしてください。
参考カテゴリ : 注文住宅(家づくり)全般
最初は屋上に憧れていた
私が家づくりを始める時は、そもそも「インナーバルコニー」という視点がなかったため、屋上をベースに考えていました。
天気の良い日は屋上に出て、バーベキューをしたり、寝転がったり。
そういう空間を求めていました。
▲住宅展示場で見た屋上の空間。ここに来れば間違いなくリフレッシュできる。
屋上の解放的な雰囲気が好きで、家にいながら人の目を気にせずにアウトドアが楽しめる、というのは、私(私たち)の価値観にぴったりでした。
マイホームはただ住むためのものだけでなく、QOL(Quality Of Life)を向上させるためのものだと考えています。
そのため、せっかく注文住宅にするのであれば、何かしら自分(夫婦)の価値観に合う拘りの空間を作りたいと考えていました。
使用頻度を考え、インナーバルコニーにした
最初は屋上が良いな~と思っていましたが、屋上を作った人の一定割合は「あまり使わなくなる」という意見を持っている、とハウスメーカーから聞きました。
自分としては「使わなくなる」ということはないと思いますが、確かに1年間に数回、バーベキューをするために使う程度かもしれません。
また、屋上は10年に1度程度の防水メンテナンスが必要となり、漏水した場合には家の中に大ダメージを与えるというデメリットがありました。
使用頻度とかかるコストを考えると、確かに屋上を作るという選択肢は考えなければいけません。
しかし自分の価値観においては、マイホームにアウトドア空間を作ることは、どうしても拘りたいポイントでした。
そこで折衷案として、屋根のついた7畳のインナーバルコニーを作ることにしました。
参考記事 : 二階リビング+インナーバルコニーの感想!人目を気にせずバーベキュー!
▲我が家のインナーバルコニー。屋上ほどの広さはないが、十分アウトドアを満喫できる広さ。
スポンサーリンクインナーバルコニーは使用頻度が高い!
実際にインナーバルコニーのある家に住んでみて感じたのは、「インナーバルコニーはよく使う」ということです。
我が家は2階リビングのため、インナーバルコニーはリビングの隣にあります。
そのため、リビングの窓を開ければすぐ外に出ることができるのです。
▲我が家はリビングからすぐに屋外(インナーバルコニー)に出られるようにした。
インナーバルコニーがリビングから近いことによって、ちょっと美味しい空気を吸いたい時に外に出ることができますし、気候が穏やかな日は敢えて外で食事をしたりしました。
また、私は非喫煙者ですが、友人がタバコを吸う時も快適そうだったので、愛煙家はとても良いかもしれません。
これが屋上であれば、移動するのに階段を使わなければならないため、「朝に少し伸びをする」という程度の感覚で使うには少し億劫です。
インナーバルコニーは掃除が楽!
屋上は枯れ葉やゴミ等が飛んでくるため、定期的に掃除をしなければいけません。
また、台風等の強風の時はテーブルやチェアを片付ける等の配慮も必要です。
しかしインナーバルコニーであれば、ある程度壁に囲まれているため、それほど汚れることがありません。
実際に、インナーバルコニーにはゴミが飛んでくることはほとんどないので、排水が詰まることはないことから、夏に高圧洗浄機でガッと洗ってしまえば終了です。
天候をあまり気にしなくて良いことによるメンテナンスの簡略化の、インナーバルコニーの大きなメリットだと感じました。
スポンサーリンク屋上の高さと開放感は捨てがたい
インナーバルコニーは屋根があり、ある程度壁で囲まれているため、メンテナンスは屋上と比べて楽になっていると思います。
しかし開放感という意味では、屋上に大きく劣ります。
やはり上を見上げれば空を仰げるか、という点は、開放感の差に大きく影響します。
▲友人宅にある屋の様子。屋上の方が広さも取りやすく、開放的。
個人的にはこの開放感は捨てがたく、欲を言えば屋上は屋上で欲しい、というのが本音です。
屋上のある戸建ては住宅展示場くらいでしか体験したことがないので、実際の使い勝手は分かりませんが、少なくとも「屋上のある家」に住んでいる人は少し羨ましくも感じます。
しかし面倒くさがりの性格な自分が、ちゃんと手間とお金をかけてメンテナンスができるかどうかというのは、いざやってみないと分からない部分があります。
感想、まとめ。屋上もバルコニーも、住めば都!
実際に屋上のある家に住んでいないので分かりませんが、休日に青空の下でバーベキューをしたり、ハンモックを置いたりするのは憧れます。
しかしリビングから気軽に出られるインナーバルコニーも、なかなか捨てたものではありません。
休日の朝、外の空気を吸いながらコーヒーを一杯。
夜帰って来て、夜景を眺めながらビールを一杯。
そんな気軽な使い方ができるのは、リビングに続いているインナーバルコニーだからこそだと感じています。
実際に住んでみて思うのは、「外に出る空間は良いものだ」ということで、屋上でもインナーバルコニーでも、満足できたと思います。
インナーバルコニーや屋上を作ろうか悩んでいる方は、コストと手間、そして自分の欲求を天秤にかけ、ぜひ納得のいく選択をしてください。