我が家はオール電化なので、暖房とサーキュレーターをメインで使っていました。
しかしキャンプで使っていた対流型ストーブの「レインボーストーブ」を使ったところ、これがなかなか暖かいことが分かりました。
ファンヒーターではなく対流型ストーブを自宅で使っている人は珍しく、どの程度の出力なのか気になっている人も多いと思います。
そこで、24畳のLDKでレインボーストーブを使った感想を書いていきます。
トヨトミ レインボーストーブを使用
我が家で使っている対流型ストーブは、トヨトミの「レインボーストーブ」という機種です。
レインボーストーブは炎が七色に見える美しいストーブで、暖房設備としてはもちろん、インテリアとしても格好良いです。
▲七色に光る美しいレインボーストーブ。上に乗っている扇風機は後ほど解説する「エコファン」。
我が家はレインボーストーブをキャンプで使っていることもあり、それを自宅用としても使用している感じです。
対流型ストーブはそもそもコンセントがなく、電気の力を一切必要としません。
暖められた空気が上昇する力を使って、天井に当てて温風を跳ね返す構造をしています。
▲対流型ストーブは空気の循環だけで部屋全体を暖める。
そのため、電気代とあわせて考えると、対流型ストーブは非常に省エネであると言えます。
結論、暖房よりも断然暖かい
さて、いくらエコだと言っても、暖かくなくては仕方ありません。
レインボーストーブは木造7畳、コンクリート9畳が適正とされており、24畳の木造LDKを暖められる能力はどう考えてもありません。
しかし章のタイトルにも書きましたが、結論、物凄く暖かかったです。
▲エコファンがくるくる回り、部屋全体が暖まってくるのを感じる。
「いやいや、7畳用のストーブで暖かいわけがない」と思うかもしれませんが、本当に驚くほど暖かくなりました。
私も当初は、ストーブ周辺だけ暖まれば良い、くらいで使ってみましたが、24畳の部屋全体を十分に暖める能力がありました。
レインボーストーブは4.9Lのタンクがあり、満タン灯油を入れると、24時間近く連続稼働させることができます。
灯油が1l80円だとすると、400円くらいでしょうか。
エアコンの電池代と比較すると、コスパ的にはちょうど同規模(7畳用)のエアコンのランニングコストと同じくらいだと思います。
しかし我が家の場合は30畳用のエアコンを使っているので、それよりもエコであることは言うまでもないでしょう。
暖房は最初暖める時に電気代を使いますが、対流型ストーブは常に一定火力なので、最初はストーブで暖めて途中から暖房に変えるのが効率的と言えるかもしれません。
スポンサーリンクエコファン(サーキュレーター)は必須
先ほどから写真に出てきますが、対流型ストーブを有効活用するためには、エコファンは必須級アイテムだと思います。
▲エコファンは対流型ストーブの上に乗せて使用する、金属製のサーキュレーター。
対流型ストーブは、空気の循環を利用して部屋全体を暖めるストーブですが、やはりそのままでは部屋を暖めるのに時間がかかりますし、いくら循環すると言っても天井付近に暖かい空気が溜まってしまいます。
そこで空気を循環させるサーキュレーターが必要となるのですが、おすすめは電気を使わない「エコファン」です。
エコファンは熱の力で発電するサーキュレーターのため、劣化を無視すればほぼ無限に、コストゼロで空気を回すことができます。
▲エコファンは熱の力で発電して回転するため、ストーブをつけ、暫くすると勝手に回り出す。
エコファンは楽天市場等で5,000円くらいでも手に入りますので、初期費用だと思えば問題ないでしょう。
電気代もかからず、灯油も少ない
レインボーストーブは「芯」と呼ばれる布に灯油をしみ込ませ、そこを燃やして燃焼させます。
そのため、ランニングコストとしてはこの「芯」の交換が発生します。
しかし私は未だに、レインボーストーブの芯を交換したことがありません。
キャンプメインの使用だったので、使用時間としては大したことはないですが、かれこれ4年以上使っています。
毎日頻繁に使ったら、もっと高頻度で芯の交換が必要になると思いますが、そこまでコスト負担になることはない、とだけは言えます。
電気を使わないため電気代もかからず、しみ込ませた灯油でゆっくり燃焼させるので、燃費も非常に良いです。
我が家はオール電化ですが、30畳用の暖房を稼働させるのと比較すると、間違いなくコストパフォーマンスは優れていると思います。
スポンサーリンク火傷や一酸化炭素中毒等に注意!
対流型ストーブは電気を使わないため、良くも悪くも単純な構造をしています。
ファンヒーターと違って思わぬ場所が高温になっていることがあることから、小さな子供がいる家庭は火傷に注意が必要です。
また、ファンヒーターであれば一定時間連続燃焼し続けたり、機種によっては一酸化炭素濃度が上がったりするとアラームが鳴るものもあります。
その時は換気が必要になるわけですが、対流型ストーブではそういったアラートがないため、自ら意識して換気を行わなければなりません。
転倒時の消火等は機能としてあるものが多いですが、電気の力がない分、安全装置も不足しています。
感想、まとめ。対流型ストーブはコスパ最強!
対流型ストーブを自宅のリビングで使った感想を書いていきましたが、想像以上の暖かさで驚いた、というのが本音です。
まさか7畳用のストーブで24畳のLDKが暖かくなるとは夢にも思っていませんでした。
(信じられないかもしれませんが、本当です!)
しかしエコファンは上に乗っているだけなので、小さな子供がいるような家庭は注意が必要です。
走り回ってぶつかったり、物を投げて当たったりすると、高温になったエコファンが落下する危険もあります。
我が家では今のところ、子供がいる時はエアコンを使う等、使い分けをしようと思っています。
対流型ストーブはコスパが良いため、うまく使い分けれて暖房費用を節約したいと思います。