マイホームの購入には賛否両論あり、メリットもあればデメリットもあります。
しかしいくら調べても、マイホームを建てるべきか悩んでいる方のために、マイホームを建てた私が「マイホームってこんなに素晴らしいんだよ!」ということを書いていこうと思います。
本記事はマイホームを建てるか悩んでいる人の背中を押すための記事なので、メリットしか書きません。
なので、最初からバイアスがかかった記事になっていることをご了承ください。
また、メリットとデメリットを比べて考察したい人向けではありませんし、マイホーム反対派の方が読んでも意味のない記事となっておりますので、その点についても予めご承知おきください。
何でもない日々に幸福を感じる
マイホームを購入して一番大きいのは、幸福に感じる頻度の多さです。
言い換えれば、QOL(quality of life)の向上です。
日々暮らしている中で、「ああ、自分って幸せだなあ」と感じる頻度が、家を建ててから明らかに増えました。
東京で賃貸暮らししていた時は「狭い部屋で一日潰してしまうのは勿体ない」という考えで、毎週のように土日は出かけていました。
しかし、家を建ててから、折角一日中ゆっくりできるんだから、この家で過ごしたい、と思うようになりました。
基本的にアウトドア派で、毎週出かけないと気が済まないタイプだった自分にとって、大きな変化です。
それくらい、家で過ごす時間というものに幸福を感じるようになりました。
アウトドア派の私でも家にいるのが好きになったのは、自分の好みに合った「アウトドア派な自分が満足する家」をオーダーメイドで作った、自分だけのマイホームだからだと思います。
子供が走り回れるのが嬉しい
戸建てのメリットとして、家の広さと、下の階を気にしなくて良い、という点があります。
戸建ての方が全体的に広くなりがちですが、マンションも広い家は広いです。
しかし広いマンションはそもそも富裕層向けで、戸建てよりも価格が高くなる傾向にあります。
また、一階でもない限り、下のフロアに住む住人の方にはそれなりに気を遣わざるを得ません。
この点、戸建ての場合は子どもがドタバタと走り回っても、下のフロアの住人に気を使う必要はありません。
「そんなメリット、子供が大きくなったら終わり」と思うかもしれませんが、「子供が小さい時」というのは人生の大切な時間です。
「その時間が過ぎ去ったら同じこと」という結論では、老後の時間が最重要のようになってしまいますし、「家もお金も幸福も、死んだら同じ」という事になってしまいます。
若い時間も含め、全てを重要視しなければ、人生そのものの意味を考えなければいけなくなります。
仮に特定の時間に幸福を味わうことを重視するのであれば、それこそ子供が小さく可愛い頃は、人生においてピークに近い幸福な時間ではないでしょうか。
そんなタイミングに広いマイホームがあるというのは、間違いなく幸福な人生です。
スポンサーリンク「自慢」と常に共にいる満足感
「自慢のマイホーム」とはよく言ったもので、家を建てた人は皆、自分の家に愛着があり、誇らしく思っています。
それは家の広さに関係なく、多くの人が「自慢のマイホーム」だと思います。
マイホームを建てるためには、金銭的ハードルと社会的ハードルの二つをクリアしなければいけません。
人生のレールを歩んでいけば、誰でも勝手に家が建つわけではありません。
住宅ローンには審査がありますし、会社の安定性への不安からローンを組むのを躊躇う人もいます。
家を建てたくても建てられない、という人がいる中で、マイホームを建てることができるということは、真面目に努力してきた自分を誇って良いと思います。
また、お金的に家を建てられても、戸建てが必要なのは結婚して家庭を持っている人だけです。
最愛の伴侶と出会い、家庭を持ち、家を建てようとしていること自体、幸福そのものではないでしょうか。
多くの人が羨む幸せを手にしていることを、自慢のマイホームと共に誇って良いと思います。
日々を闘うエネルギーになる
家を建てようが建てまいが、毎日仕事に行き、嫌なことと向き合わなければなりません。
しかもローンがある以上、普通の人は労働から逃げられません。
そんな状況は「ローンが重くのしかかる」と言ったマイナス表現で表されますが、実際はそんなことはありません。
自動引き落としになっていれば、ローンの存在なんて忘れていますし、「ローンのせいで転職もできない」と思うこともありません。
そもそも結婚して子供ができた時点で取れるリスクは限定されていますし、転職できないのはローンのせいではありません。
また、家があってもなっても資産形成はできますし、それは努力次第です。
参考カテゴリ : 投資・資産形成の話
それよりも、辛く苦しいことごあった時に、マイホームと家族を思い浮かべて頑張る、というエネルギーになることの方が多いです。
他人よりも贅沢をしていて、幸福を味わっているのだから、これくらいの労力は致し方ない、と。
客観的に見たら「ローンが重くのしかかっている」状態だとしても、自分の気持ちの中では、自分が前向きであればそれが真実です。
スポンサーリンク選択の自由度が高く、毎日が繰り返しにならない
東京で賃貸暮らしをしていた時は、家は雨風から守ってくれ、ゆっくり過ごして疲れを取る場所、という認識でした。
そのため、土日に一日中家にいるのは勿体ない、という認識で、遊びに行ってストレス発散をしていました。
しかしマイホームを建ててから、「週末家で何しようか?」と考えるようになりました。
家で出来る楽しみが増えたのが非常に大きいです。
戸建ての場合、隣家と壁一枚ではないので、防音機能が高く、窓を閉め切れば隣家の中まで音が漏れることはほぼありません。
賃貸の時にできなかった、楽器の練習や、ニンテンドースイッチでカラオケ、ということもできます。
(もちろん限度はありますが)
また、自由に使用できる空間が大きいため、DIYをしたり、車やバイクの洗車やメンテナンスなんかもできます。
庭で家庭菜園をしたり、ビニールプールを膨らませたり、例を出したらキリがありません。
賃貸の頃は漫画を読むかアニメを見るか、スマホをいじるかしか選択肢がありませんでしたが、家でできることが本当に広がりました。
もちろん、漫画もアニメもスマホを使う時間もありますが、「やりたいこと」として選ぶのと、「暇だからやる」のとでは幸福度が違います。
マイホームがあるからこその選択肢の多さは、人生を、毎日の繰り返しから連れ出してくれます。
感想、まとめ。セロトニンの分泌頻度が明らかに増える!
色々なことを書きましたが、結局のところ、価値観によって違います。
極端な話、広い家だと落ち着かないから、狭い空間の方が良い、という人もいます。
この記事はあくまで、マイホームに憧れて、マイホームが欲しい人を前提に書いています。
全ての人にとってマイホームが良いとは思いませんが、マイホームが欲しいと思う人にとっては、マイホームは間違いなく人生を幸福にしてくれます。
今まで普通に生きてきて、改めて「ああ、俺ってなんて幸せ者なんだろう」と思うタイミングなんて、それほどありませんでした。
しかしマイホームを建ててから、週に一度くらいは「幸せだなあ、こんな時間が永遠に続けばいいのに」と思うようになりました。
そういう思考になっている瞬間には、幸せホルモンであるセロトニンが分泌されていると思います。
個人的には、これがとても重要だと考えています。
80万時間くらいある人生の中で、そんな時間がどれくらいあるか?というのが、人生の価値であり、目指す姿ではないでしょうか。
お金も地位も名誉も関係なくて、セロトニンを出して幸福を味わい、アドレナリンを出して興奮して、そんな時間が多ければ多いほど、その人の人生は素晴らしかったと言えるのではないでしょうか。
もちろん、お金や地位や名誉があった方が幸福を感じやすい、というのはありますが、極論、そんなものがなくても幸福を感じられれば同じことです。
マイホームは間違いなく、あなたの「幸福な時間」を増やしてくれることでしょう。
家を建てるにあたっては、損得勘定、リスク、様々なマイナス要素を考慮しなければいけませんが、私はマイホームを建てて何倍にもQOLが向上しています。
迷うことも多いかもしれませんが、80万時間の人生をいかに幸福な時間で埋めるか、その時点で考えてみてください。