注文住宅VS建売!住んで感じたメリット・デメリットを比較

私もマイホームを建てる前、注文住宅と建売、どちらが良いか?と考えたことがあります。

結局私は注文住宅で家を建てましたが、注文住宅と建売は一長一短だと感じています。

 

私が家を建てた大規模分譲地では、建売コーナーと注文住宅コーナーがあるため、同じような土地に両者が入り乱れて暮らしています。

実際に2年近く暮らしてみて、注文住宅と建売について感じたことを書いていこうと思います。

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注文住宅と建売、どちらも新築の良さはある

住宅を検討する人

まず、注文住宅であっても建売であっても、どちらも新築の良さはあります。

 

新築はプレミアム価格のため、中古よりコスパが悪いと言われますが、それでも多くの人が価格差を上回る価値を見出しています。

もちろん価値観の問題なので、新築が中古に勝っているというわけではないですが、「新築がいい」と思う方は、注文住宅でも建売でも満足できると思います。

 

私も一生に一度の家なので、誰かが住んだ後ではなく、新築が良いという価値観を持つ人でした。

注文住宅のメリット

メリットのイラスト

注文住宅と建売を比較した時に、注文住宅を選んだ場合のメリットとなる点を挙げていきます。

 

つまり、ここで挙げた点が、注文住宅と建売を比較した時の「建売側のデメリット」ということになります。

あくまで両者を比較した場合についての話なので、デメリットと言っても絶対的なデメリットではありません。

注文住宅に住んでみて感じた、建売では得られなかった良さ、という意味になります。

自分の価値観にフルマッチした家が実現できる

注文住宅の最大のメリットと言えば、全てが自分の価値観にあった家である、という点です。

 

例えば玄関一つとっても、扉の色、形、玄関の大きさ、下駄箱の高さ、色、全てが夫婦で選んだベストな選択肢になっています。

それはLDK、寝室、子供部屋、お風呂、全てに言えることです。

土間収納

▲キャンプが趣味なので、道具をおく6畳の土間収納を設置。必要最低限なサイズを自分で考えることができるのも、注文住宅の魅力。

 

まさに拘りが詰まった、自分のためだけの居住空間です。

自分の好きな色やデザイン、自分の癖や性格に合わせた生活動線、全てが自分のためだけに作られた家です。

注文住宅はドアの高さからクローゼットのサイズまで、家のあらゆる事項について「なぜこのようにしたのか」を語ることができるくらい、拘りのマイホームになります。

将来設計に合わせた間取りが組める

幸せな家庭

注文住宅であれば、自分の家庭環境や、将来設計に合わせた家づくりができます。

 

例えば、我が家は子供が2人欲しいと考えているため、将来は寝室に壁を作って二部屋にできるように設計しています。

そして将来リフォームで1階リビングに変えられるよう、排水設備やキッチン置き場等も想定して作っています。

 

DINKSの人、ペットルームを作りたい人、色々な人がいると思います。

自分が将来どのように暮らし、人生を送っていきたいか、その設計に合わせて家づくりをすることができます。

趣味の空間が作れる

自分の価値観に合わせた趣味の空間を作ることができる点も、注文住宅のメリットとして挙げられます。

建売は多くの人に受け入れられるよう、尖った作りはしていません。

そのため、例えば「ガラス張りになったバイクガレージが欲しい」「ゴルフの練習スペースが欲しい」等、自分の趣味に完全に合わせたスペックにすることは難しいです。

 

私の場合はキャンプやアウトドアが趣味で、外でお酒を飲んだり食事したりするのが大好きです。

そのため、気軽に屋外に出られて、ハンモックが吊るせるインナーバルコニーをリビング横に設置しました。

インナーバルコニーのハンモックとテーブル

▲ハンモックを吊す金具は特注で4つ設置してもらった。

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建売のメリット

メリットのイラスト

注文住宅は拘りを実現できますが、一概に注文住宅の方が良いわけではありません。

建売には建売のメリットがあり、結果的に建売の方が充実した人生を送れる、ということもあります。

 

自身の家庭状況等を考慮し、選択する必要があります。

同じスペックでも価格が安い

お金で喜ぶ家族

建売の最も大きなメリットは、価格が安いことです。

建売は同じ素材を一気に生産し、一気に運搬し、そして複数軒を同時に建設することができるため、コストが低く抑えられます。

更に売れるまでは住宅展示場のような機能を果たすことができる点も、建売のコストを下げている要員なります。

 

たとえば、私が家を建てた大規模分譲地では、注文住宅なら5,000万円くらいかかるところ、同じ広さ、似たような間取りでも建売なら3,500万円程度で買うことができました

その差は1,500万円あり、非常に大きな差となります。

浮いたお金で設備を充実させられる

リビングのイラスト①

例えば私の分譲地のように、1,500万円の差が出たとします。

そのお金で家具や家電を買ったり、家の設備を充実させたりした方が、生活の質が向上するという考え方もあります。

 

1,500万円あれば最新鋭の家電は一通り揃いますし、拘りの高級家具を揃えることができます。

間取り等の拘りは注文住宅に劣るかもしれませんが、そのコスト差で生活そのものに拘ることで、快適で幸せな生活を送ることもできます

住めば都!満足度はそこまで変わらない

家族団欒での食事

確かに注文住宅は拘りが詰まっていますが、住めば住むほど愛着が湧くのは、建売であっても同じです。

賃貸住宅で過ごしていたこともありますが、住んでいた時はとても気に入っていました。

 

そもそも生まれ育った実家も、自分の価値観に合わせて作られたものではありません

しかし「ここがおかしい」などと感じることはなく、愛着を持って過ごしていたと思います。

 

建売であっても、長く暮らすにつれて愛着も増してきます。

注文住宅を建てた時の価値観が歳を重ねても続いているかどうかは分からないので、尖ったスペックにしない方がいい、という考え方もあります。

十年、二十年と経てば、その違いがなくなるのであれば、建売にして金銭的に余裕のある生活を送る方が幸せになる場合もあります。

お金というリソースを何に振り分けるか?

億万長者のイラスト

建売のメリットはお金が安く済むことで、そのお金を使って別の価値を生むことができます。

そのため、お金があるなら注文住宅にして、高級な家具・家電を買い揃えるに越したことはありません

普通の人は予算があり、お金の問題もありますが、この考え方は重要です。

 

要は限られた「お金」というリソースを、間取り等を拘るために振り分けるか、家具や家電、その他生活水準を上げることに振り分けるか、という考え方をすることができます。

注文住宅と建売どちらが良いか?と悩んでいる方は、上記のような視点で考えることも一つの解決策となるかもしれません。

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家の広さや設備を落としてまで、注文住宅に拘る必要はない

図面を書く男性

限られた予算の中で、注文住宅と建売とを比較することはとても大切です。

 

同じ値段でも、注文住宅であればどれくらいの広さで、どのような設備を導入できるのか。

これが建売であれば、いくらで済み、いくら設備や家具・家電に回し、いくら生活水準を上げるために使うことができるのか。

 

自分の予算と実際に検討している住宅を見比べ、建売で実現できるスペックと注文住宅で実現できるスペックとを比較するようにしましょう。

個人的には、快適な生活やスペックを落としてまで、注文住宅に拘る必要はないと思います。

感想、まとめ。価格差を別のものに充てたと考えて、どちらが良いか検討すべき

まちづくりのイラスト

注文住宅と建売では、同じものを建てても建売の方が価格が安くなります。

注文住宅は建売よりも優れているわけではなく、注文住宅は建売よりも、より自分に合った家を建てやすい、というだけです。

建売であっても自分に合った家は見つけられますし、注文住宅と比較して安く済むため、浮いたお金で自分にマッチした家具・家電を購入するというのも選択肢の一つです。

 

建売と注文住宅で悩んでいる方は、具体的にいくらくらいの金額差が出るのか、そしてそのお金を何に使いたいのか、そういった視点で比較していくことも必要だと考えます。

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