私が注文住宅用の土地購入までに行った、確認しておくべき8つのこと

上京してきて、早10年が経ちました。

生まれ育った地元があるので、どちらかと言うと東京は「異国の地」という印象がありました。

 

しかしちゃんと物心ついてから過ごす年数で考えると、そろそろ地元よりも東京の方が長くなる、分岐点に至っています。

そんな私ですが、いよいよ自分で土地を買い、第二の故郷を持つことにしました。

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地元から離れた土地に、注文住宅用の土地を購入

売地のイラスト

地元ではない土地に注文住宅を買うので、私の場合、土地の決め方は自由度が高かったと思います。

都道府県すら絞らず、通勤の便利さや住み心地で様々な土地を検討しました。

リンク : 地元から離れた場所で、マイホームを建てるエリアを決めるポイント

 

しかし選択肢が広いと、逆に悩みも増えます。

私の場合、注文住宅を建てたい!と思い検討を始めてから、土地が決まるまで半年以上かかりました

 

私の注文住宅を建てるまでの流れは以下の記事にありますので、ご参考にしてください。

リンク : 注文住宅が建つまで約1年!我が家の流れとスケジュールを大公開!

本音を言えば、1年間は住んでから決めたい

私が決めた住む場所は、これまで住んだことがない地域でした。

私は上京してからこれまで、4つの地域を転々としてきましたが、そのどこの地域にもしませんでした。

 

敢えて住んだことがある地域を外したのではなく、住んだ地域は土地の値段が高くて、賃貸なら良いですが土地を買うのは厳しい地域だったからです。

厳密に言えば、土地を買うことはできますが、私の希望する広さの土地は、予算的に厳しい、ということです。

そのため、今まで住んだことがあるかどうかは関係なく、フリーで土地探しを行うことにしました。

 

正直なことを言えば、今まで住んだことがある土地から選びたかったですが、そうもいかないのが現実です。

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注文住宅王の土地を購入するまでに行ったこと

将来について考える人

今まで住んだことのある場所に土地を買う!という人はいても、1回引っ越して実際に住んでから土地を決める!という余裕がある人は少ないと思います。

そのため、土地を購入するにあたってできる限りの情報収集は必要です。

 

これが正解というわけではありませんが、実際に私がやったことを整理します。

①昼・夜で実際に土地を見に行った

太陽のイラスト

自分が住もうとする土地がどのような土地か、目で見ずに決める人はいないと思います。

しかし普通、訪問するのは昼間です。

特に自宅から距離がある場合、帰りの時間も考慮すると、昼間でなければ大変です。

 

しかし自分が住む土地を、昼間だけでなく夜がどのような雰囲気か見ておくことも大切です。

夜は真っ暗になり怖い、野良猫がウロウロしている、等、また違った雰囲気になります。

 

欲を言えば、春夏秋冬全ての季節で見ておきたいところですが、それはご自身のスケジュールを考慮しながら決めれば良いと思います。

少なくとも、たとえ帰りが遅くなっても、購入予定地の昼の顔と夜の顔は見ておいた方が良いでしょう。

②土地から最寄り駅、到着駅から職場までを歩いてみた

坂道を上る男性

購入予定の土地が駅徒歩何分なのか、という点は、誰しも気にすると思います。

 

しかし駅徒歩何分という表記は分速80メートルで計算されているだけなので、実際に歩くとそれ以上かかる場合もあります

当たり前ですが、坂道や陸橋、信号が多ければ時間はかかりますし、平坦な道であればそれおよりも早く到着する場合もあります。

 

そのため、自分が購入しようとしている予定地から駅まで、実際に歩いてみることをおすすめします。

都会であれば朝の通勤ラッシュ時間帯に歩いてみた方が良いでしょう。

時間帯によって、歩くのが大変なくらい混雑する場合も、踏切が全然開かない場合もあります。

 

また、もし会社に到着する路線が今までと変わる場合、到着駅から会社までも歩いてみることをおすすめします。

たとえ到着駅が同じでも、路線によって発着場所が大きく異なる駅も多いため、実際にかかる時間が変わる可能性もあります。

③ハザードマップを確認し、災害への強さをチェックした

堤防の決壊

いくら地震に強い構造の家を建てても、洪水、土砂崩れ等が起こってしまってはどうしようもありません。

そのため、自分が購入しようとしている土地が水害等に強い土地なのか、ハザードマップで確認するようにしましょう。

外部リンク : ハザードマップポータルサイト

 

可能であれば地元の不動産屋に行き、その土地は風害、水害としてどうなのか、話を聞いてみることをおすすめします。

ハザードマップだけじゃなく、地元としての評価も聞くことができます。

④近くのスーパーを視察し、買い物をしてみた

スーパーのイラスト

いざそこに住みだすと、利用できるスーパーは限られます。

車社会の地域の場合は、近隣数店舗から選べる場合もありますが、徒歩で買い物することを想定する場合は、基本的に1店舗、多くて2店舗に絞られます。

 

そのため、自分が使うであろうスーパーの品ぞろえ、価格がどうなのか、という点はチェックが必要です。

実際に中に入ってみて、ぐるぐると一周回った上で、ジュースを買う、というだけで十分です。

 

スーパーの品揃えは土地を決める決め手にはなりませんが、ギリギリで悩んだ際の参考情報の一つにはなるでしょう。

⑤1日の電車のダイヤをすべてチェックした

電車のイラスト

いくら駅へのアクセスが便利だったとしても、電車が出なければどうしようもありません。

そのため、朝夕のダイヤを調べるのは必要です。

 

朝の時間も将来ずっと一定かどうかは分かりませんし、帰りの時間はかなり前後すると思います。

また、平日昼は関係なくても、妻が時短勤務になった場合を考慮すると、早めの時間は要チェックです。

 

上記を考慮すると、1日の大半を確認しなければいけないので、それなら平日・休日の1日のダイヤを調べた方が手っ取り早いです。

⑥学校、公園、病院等の公共施設をチェックした

大学のイラスト

家の近くにある幼稚園、小学校、中学校、公園、病院等の施設は調べておいた方が良いでしょう。

公共施設の利便性は住みやすさに直結するポイントでもあります。

 

近くに大学があったとしても、将来子供がそこに行くかどうかは分かりません。

しかし小学校であれば、かなり将来を想定することができると思います。

自分自身が気に入った場所でも、小学校に歩いて行けないような距離になってしまうのは子供に可哀そうです。

子供にとっては、ここが実家になるのですから。

 

また、病院や公園等の公共施設も、そう簡単に造られたり壊されたりしないので、チェックすることをおすすめします。

⑦その土地の歴史を調べた

以外と忘れがちなのが、土地の歴史を調べることです。

 

今見ると閑静な住宅街だったとしても、昔は田んぼだったりすると地盤が緩い可能性があります。

自分が買おうとしている場所が、野山を切り拓いた場所なのか、川だったのか海だったのか等を知ることは、災害対策としても重要です。

 

地元の不動産屋に行くと、昔の地図を見せてくれたり、航空写真を見せてくれたりするので、話を聞いてみると良いでしょう。

⑧インターネットのブログを読んだ

パソコンをする女性

実際に足を運んで確認することも多いですが、インターネットでも情報収集をしました。

街の評価を書いた掲示板等もありますが、正直、星の数はそこまであてにしなくて良いと思います。

何を重視するかは人それぞれ違うため、参考にならないからです。

 

個人的におすすめなのは、そこに住んでいる人のブログを読むことです。

参考にするのは「ブロガーがどのような評価をしているか」という点ではなく、ブログに係れている内容を読んで、写真を見て、自分がどう思うか、という点です。

 

都会が好きな人、自然が好きな人、治安を重視する人、通勤を重視する人等、どこに価値を置くかは人それぞれ異なります。

そのため、情報を得るためにインターネットを使っても、最終的に星をつけるのは自分自身であることを覚えておいてください。

満足した土地探しができたと実感している

喜ぶ人

上記のように、色々な情報を集め、検討を行っていたため、土地を決めるまでに6カ月もかかってしまいました。

 

「6カ月も」という表現をしましたが、これが長いか短いかも、人によって感じ方が異なると思います。

毎週のように検討する地域、物件に行って周辺を歩き回っていたため、私としては6カ月でもかなり疲れました

 

しかし「一生住む場所をたった6カ月で決めるのか!」というご意見も、もっともだと思います。

人によってかけられる時間も、考え方も違うので、感じ方が異なるのは当然です。

 

しかし確実に言えることは、「私は十分に満足していて、ほぼ100点満点の土地が買えたと思っている」ということです。

本当に100点満点かなんて誰にもわかりませんが、自分自身として「100点満点だ」と思えることが大切なのだと思います。

リンク : マイホームの建築で最も重要な指標は「納得感と満足感」だということ

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感想、まとめ。時間が許す限り最大限の努力をしよう

スケジュール帳

一生住む土地なので、「この土地は私たちにとって100点満点だ!」と、自分自身で思える場所に住みたいですよね。

日本全国を探して、無限の時間をかけたら、もしかしたらもっと良い土地があるのかもしれません。

 

しかし有限である時間の中で、「この土地は100点満点だ」と思えるまで納得できるかどうかは、それまで集めた情報量と、使った労力によると思います。

実際に100点満点でなかったとしても、そんなことは知る由もないので、自分の中で100点だったらそれで良いのです。

そう思うためにも、時間の許す限り最大限の努力をして、後悔のない土地探しをすることが大切なのではないでしょうか。

 

私も一時、諦めて妥協した土地に決めようかと思いましたが、諦めなくて良かったと今では心から思います。

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