バルコニーから見る景色は、高さがあって気持ち良いですよね。
バルコニーは洗濯物も干したり、たばこを一服出来たりと、何かと便利な空間です。
(私はたばこは吸いませんが)
しかしバルコニーと言っても、作りによっては外から丸見えです。
壁の高さを高くする等の対応策も考えられますが、今回は格子をつけることについて書いていきます。
我が家にもこの「格子の付いたバルコニー」の導入を検討しています。
バルコニーは解放感があるが、見られている感覚も必要
バルコニーは家の一部でありながら、屋外の空気を感じることができる貴重な空間です。
一般的には、外の空気を吸いたいときや、洗濯物を乾かすとき等に活躍します。
しかしバルコニーが家の一部と言っても、作りによっては庭よりも外から見えてしまうことがあります。
そのため、何かしら対策をしなければ、意外とプライベートな空間ではなくなってしまうのです。
下着が干せないのはデメリット
バルコニーの使い方として一番多いのが、洗濯物を干す場所としての利用です。
高さのあるバルコニーは風通しがよく、洗濯物を干すにはもってこいの場所です。
しかしバルコニーの位置や壁によっては、洗濯物が外の道路や隣家から丸見えになってしまう場合もあります。
住宅地を歩いていると、たまに洗濯物が丸見えない家も見かけますよね。
Tシャツが干してあるくらいであれば問題ないですが、下着が丸見えになっている家も稀に見かけます。
その場合は下着だけは家の中に干すのが良いですが、できればバルコニーに干せた方が楽で良いですよね。
格子をつけることでプライベートな使い方もできる
バルコニーにプライベート感をつける方法はいくつかありますが、その一つが「格子をつける」ことです。
壁を高くすると完全に見えなくなりますが、格子の場合はあくまでも「見えにくくなる」ものです。
しかし格子であっても、頑張ってみようとしなければ中は見えません。
というより、2階バルコニーであれば、見ようとしても中が見えない場合が多いです。
それでいて中から外は見えるので、開放的な空気感とプライベート感を両立させたい場合は格子タイプにするのがおすすめです。
スポンサーリンク縦格子と横格子、どっちがいい?
格子をつける場合、縦の格子と横の格子、二種類あります。
好みは人によってさまざまですが、機能的な面でも違いがあります。
注文住宅であれば自分の好きな方を選ぶことができるため、メリットとデメリットを理解して選ぶようにしましょう。
縦格子は外から見えにくいが中からも見えにくい
縦の格子としての特徴は、外からより見えにくいことです。
画像出典 : エクスショップ
基本的な考え方として、格子の方向と逆方向に動くと見えにくくなります。
つまり縦格子であれば、横に動いていると見えにくくなるのです。
歩いていても車で移動していても、基本的には人間は横に動きます。
立ち止まっている時でさえ、フラフラと横に揺れています。
そのため、縦格子であれば人間の動き的に中がほとんど見えないのです。
しかしその反面、バルコニーで何かをしようとしても、自分自身も同じように動いているため、中から外が見えにくいというデメリットがあります。
縦格子であっても空気の通り方は同じなため、屋外の空気感は満喫できるので、外をどれだけ見たいか、外からどれだけ見られたくないかによります。
横格子は解放感があるが、プライベート感は半減
先ほど縦格子は人間が縦よりも横向きに動くため、外からも中からも見えにくいという特徴があります。
画像出典 : YKK AP
横格子の場合、目線の高さが一定であれば動いていても中が見えるので、縦格子と比較すると見えやすいです。
とは言え、歩いていれば必ず上下にも揺れますので、中が見えるということはありません。
向かいの喫茶店に座っている場合、とか、信号待ち、電車待ち等で静止している場合は、縦格子と比較して中が見えやすいというデメリットがあります。
しかし格子の幅や太さを調整すれば、横格子であってもそこまで見えるということはないと思います。
反対に、横格子であれば、バルコニーの中に座っていれば結構安定して外が見えるので、中からの解放感は上がります。
そのため、外から見えるリスクが上がっても、中からの解放感を求める場合は横格子の方がおすすめです。
壁のデザインも意識して選ぶ
縦格子と横格子は見えやすさのメリット・デメリットもありますが、見た目も重要です。
タイル等が横向きに並べられた外壁であれば、縦格子にすればアクセントになります。
逆に横格子にすれば一体感のある馴染んだデザインになります。
格子の色も壁の色と比較してアクセントをつけるか、近い色にするか等の検討もあります。
格子にすることで外から見た家のデザインは大きく変わってきますので、機能面だけでなくどのようなデザインになるかも意識しながら決めるようにしましょう。
バルコニーで何かしたいなら横格子がおすすめ
バルコニーをどのような用途で使うつもりなのか?というのは、縦格子か横格子を決める判断材料になります。
たとえばバルコニーを広く取り、そこでコーヒーを飲んで一休みしたい、等の場合は横格子の方がおすすめです。
椅子に座って何かをするような場合、横格子であれば結構綺麗に外が見えます。
▲雑誌掲載のもの。縦格子だが間隔が広く解放的
中から外の景色が見たい!ということであれば、縦格子よりも横格子をおすすめします。
スポンサーリンク洗濯物を干すのは縦格子の方が便利
逆に洗濯物を干す空間としての利用を重視する場合は、縦格子の方がおすすめです。
縦格子でも横格子でも、幅が一緒であれば風の通り方は同じです。
バルコニーに縦格子をつけておけば、洗濯物を他人の目から守りながら空気の通り道を確保することができます。
風の通り方は高い壁と比較すると圧倒的に良いので、「屋外で何かするわけではないけど、洗濯物が見られるのも気になる」という場合は、縦格子が適しているかもしれません。
感想、まとめ。利用シーンを想定して決めよう!
バルコニーをどのような使い方をするかによって、作り方は変わってくると思います。
壁を高くすると外からの視線を完全にシャットアウトできるため、たとえば風呂上りに涼むような使い方であればこれが最適です。
しかし壁を高くするとバルコニーから外が見えなくなるので、内側に座って一休みしたい場合は、格子にするのも一つの選択肢です。
私の場合は洗濯物スペースというよりも、アウトドアを楽しむ憩いの場として使用したいので、横格子をつけるのもアリかな、と考えています。
他人の目が気にならないなら何もつけない方が気持ち良いのですが、悩みどころです。