このブログは注文住宅を検討するブログなのですが、書き始めた時には既に注文住宅を建てることに決めていました。
そもそもどんな考えをもって注文住宅に決めたのか、そういった始まりを書いていませんでした。
住居の形態は人それぞれで、マンションを購入する人もいれば、建売を選ぶ人もいますし、賃貸に住み続ける選択を取る人もいるでしょう。
私の場合は、自分の感性、好みに基づいた注文住宅を新築で建てることにしました。
それまでの経緯と、他の選択肢について個人的な考えを書いていきます。
まずは第一希望として、一軒家が良かった
そもそもスタート地点として、私は一軒家を希望していました。
実家が都会ではなく田舎だったこともあり、「マンションに住む」という選択肢がなかったのです。
真剣にマイホームの購入について考え始めると、マンションも悪くないなと思うこともありましたが、根底としては、心は戸建て希望にありました。
寧ろ田舎で車を持って、電車ではなく車をメインの移動手段として生活したいと思っていました。
きっとマンションで生まれ育った人はマンションの良さを知っているので、戸建てよりもマンションがいい!という希望を持っているのかもしれません。
やはり自分がどういう育ち方をしてきたか、というのは大切ですね。
資産価値を考えるとマンションが良い
マンションの良い点は、うまく選べば資産価値が向上することです。
投資対象として考えながら、自宅として住むことができるので一石二鳥です。
ただし、不動産投資のノウハウがない素人がうまく投資できるかどうかは分かりませんし、価値があがる可能性のあるマンションは立地が物凄く良いので、価格も非常に高いです。
お金があるところにお金が集まるとは、まさにこの事です。
また、一生住むつもりであればそもそも資産の上下はそこまで気にする必要がないかもしれません。
もちろん自分の子供や孫世代のために、資産価値は落ちない方が良いですが、40年後、50年後まで売らない前提として、その時の価値を予測しながら買うのは困難です。
立地面でもマンションは優秀
立地面でもマンションの方が有利です。
特に都会の駅近となると、よほどお金持ちでない限りは土地を買うのは不可能です。
マンションであれば、そんなぶっ飛んだお金がなくても、駅の近くに住むことができます。
もちろん安い買い物ではないですが、とても一般人の手に届かないようなものではなく、頑張れば何とかなる価格です。
上下左右に人がいるのが嫌だった
個人的な価値観ですが、私が戸建てを欲する理由は、隣接する上下左右に人がいるのが嫌だったからです。
大学を出た後に一人暮らしを始めて、それから今までずっとアパート暮らしです。
一人暮らしをしている人であれば皆そうだと思いますが、アパート暮らしは共同生活であり、フラストレーションがたまることも多々あります。
駐輪禁止のはずのポスト前に堂々と自転車を停める人もいれば、ゴミ箱から外れた場所にゴミを捨てる人もいます。
それくらいならまだ良いですが、クレイジーな人が一人いるだけで一気に環境が崩れます。
マンションにもなるとマナーは良くなるかもしれませんが、やはり戸建てへの憧れは捨てきれません。
もちろん戸建だとしても、近隣住民がクレイジーだというリスクがないわけではないのですが。
スポンサーリンク都会に戸建てを持つなら、予算的に建売住宅も選択肢だった
自分の育ちだとか、憧れだとかを考えると、やはり戸建てがいいなあ、と思うところがありました。
これは価値観なので良い悪いはないのですが、そうなってくると選択肢は建売住宅かオーダーメイドである注文住宅の2択です。
アンケートを取ったわけではないので分かりませんが、人気としては注文住宅の方が高い気がします。
しかし建売住宅も悪いわけではないですし、建売住宅には価格が安いというメリットもあります。
建売住宅は同じ大きさ、素材の木材でたくさんの家を建てるため、スケールメリットにより値段が安くなります。
注文住宅で同じ内容の家を建てるよりも、建売住宅の方が安いのです。
更に素材の種類や大きさにある程度の制限はあるものの、その中で少し間取りを自由にできるセミオーダーの住宅もあります。
注文住宅にどこまで求めるかにもよりますが、これはいいとこ取りかもしれません。
建売住宅は良い立地で売られることも多い
物件にもよりますが、建売住宅は一般消費者ではなかなか変えない、良い土地に売り出されることがあります。
これは住宅メーカーや自治体がある程度の大きさでまとめて土地を購入し、そこを分譲した上で上物を建て、購入希望者を募る形を取ることがあるからです。
優良な土地は一般市場に出回る前に開発され、このような形で売り出されることもあります。
注文住宅では検討の範囲外だった良い土地でも、建売住宅なら、場合によっては手に入れることができるかもしれません。
土地が高いのがネック。上物にお金をかけたい
注文住宅の場合、土地を持っているかどうかで大きく費用感が変わってきます。
元々実家で土地を持っている場合、その上に上物を建てればよいだけなので、土地から購入する建売住宅よりも安くなります。
低価格で充実した家を建てられるので、圧倒的な勝ち組です。
しかし実家が土地を持っているかどうかは、自分の力ではどうしようもありません。
もし持っていなかった場合、土地を買わなければならないのですが、土地が高すぎると結局自由に決めることができず、建売住宅の方がお得になってしまいます。
自由な注文住宅を建てるためには、土地の価格を抑えながら、最大限上物にお金を使いたいですよね。
これには希望する土地の価格も影響を与えますので、希望するエリアの地価がどれくらいか、予算は足りるかを考えながら、注文住宅にするか建売住宅にするかを決定すれば良いと思います。
スポンサーリンク通勤可能範囲且つ少し田舎の地域で、注文住宅の夢を叶える
私の場合、夫婦共に実家は遠く離れており、どこに住んだとしても実家が近いということはありませんでした。
希望としてあるのは「あまり都会過ぎない方がいい」とか、「座って通勤できる」という内容であって、海沿いが良いとか、何県が良いとか、そういう希望は正直あまりありません。
これまでいくつかの地域を転々としてきていますが、毎回思うのは「住めば都」だということです。
これまで住んだところは全てそれなりに気に入っていますので、どこであっても住宅地であれば気に入って住んでいると思います。
自らの適応力がそれなりに高いことが分かったので、あとは地価と相談です。
折角拘りの注文住宅にするのだから、エリアを絞らずに希望条件を決め、その中から値段の安い地域を探しました。
土地代:上物=1:2程度
ちなみに私の場合、土地代と上物代のバランスは1:2くらいです。
たとえば、土地2,000万円、上物4,000万円で、合計6,000万円。
明確な予算は土地が決まらないと何とも言えませんが、イメージとしてそんな感じです。
当初の想定よりも徐々に土地代が上がりつつあるので、上物を少し下げるか、予算を上げるかのどちらかになります。
土地探しは本当に大変ですね。
一生住む場所なのでなかなか妥協はできないですが、実際に自分の足で見ながら、予算感も加味しつつ決めたいと思います。