私は今まさに、工務店・ハウスメーカー決めに尽力しています。
満足いくまで、納得いくまで、時間は気にせず突き詰める!というつもりではありますが、実は現状、税優遇措置や補助金の関係によって明確な損得ラインが見えています。
できれば補助金をもらいたいところですが、焦って決めるのは一番の過ちです。
元々、時間的有利を奪われるのが嫌いな性格なので、スケジュールに余裕を持つことの大切さを、最近ひしひしと感じています。
時間的制約は物事を不利に進める
物事を進めるにおいては、時間的に制約がある方が不利になります。
ビジネスにおいても、特に交渉ごとにおいては時間的制約がある方が圧倒的に不利です。
時間的制約がある方は、そのタイミングまでに物事を決定しなければならないため、相手が譲らない場合は妥協しなければいけません。
時間的に制約がない側は、交渉先を変えられないくらいまで引き延ばしたら勝ちです。
注文住宅はビジネスではありませんが、一種の駆け引きではあると思います。
いつまでに引っ越さなければいけない、いつまでに住み始めなければいけない、という時間的な制約があると、最良の選択ができない場合があります。
補助金の関係で、来年末までに住みたい
私が現在置かれている状況も同じで、2020年12月31日までに住み始めたいと思っています。
これは、2019年10月に消費増税が行われた場合、消費の冷え込みを抑えるため、2020年12月末までに住み始めた人を対象に税制度の優遇措置があるのです。
住宅ローン控除が10年から13年に延びたり、固定資産税の優遇措置が3年から5年に延びたりと、いくつか優遇措置があります。
消費税増税による影響は重いですが、2020年末までに住み始めれば、住宅に関しては得になる場合もあるほど優遇されています。
そのため、私は可能な限りこの期限までに住み始めたいのです。
なお、優遇措置については、詳しくは以下のサイトをご参考にしてください。
参考 : 消費税・軽減税率情報Cafe
追記 : サイトが削除されてしまいました・・・。
スポンサーリンク土地が見つかるかどうかの問題
こういった優遇措置による期限は頭の中では考えておけば問題なく、住宅メーカーを決めたり、間取りを考えたりと言ったことは、スケジュール管理さえしっかりすれば、期限が極端に短くない限りは関係ありません。
しかし土地については、水物なのでタイミングが重要です。
期限が限られている場合、その期間で一番良い土地を選ばなければいけないのです。
これが非常に難しいです。
期限がギリギリになった時に焦って決めた場合、本当に希望する土地ではなく、後悔する可能性もあります。
できれば期限なんて設けずに、暫く様子を見ながら「素晴らしい土地とはどんな土地か」を認識してから選ぶのが理想だと思います。
その場合、良い土地も悪い土地も、売られ買われの一連の流れを見て学ぶことになるので、数年単位のスパンで考える必要があります。
焦ると損をするが、期限を越すと如実に損が現れる
工務店やハウスメーカーで話を聞くと、「100%満足な土地は一生出てこない。70%満足なら選ぶべき」とよく耳にします。
それがどこまで正しいかは、正直私には分かりません。
しかしいずれにせよ、その土地が70%満足な土地なのかどうかも、しばらく土地の出入りを見ないと分かりません。
焦って決めると、70%満足だと思ったのに実は30%満足の土地だったことに気づき、後悔をする可能性もあります。
ところが、この点で一番難しいのは、焦って決めたとしても損をしない可能性もある、ということです。
時間をかけすぎて期限が過ぎ、補助金がもらえなくなるのは「明確な損」です。
それに対して、その物件が満足できない可能性、というのはあくまで可能性であり、後悔するかどうかはその時になってみないと分かりません。
スポンサーリンクまとめ。デッドラインを明確化し、スケジュール管理を行う
そうならないためにも、スケジュール管理は重要です。
仕事でもそうですが、ゴールから逆算してマイルストーンを置いていきます。
いつまでに土地を決めなければいけないのか?をしっかりと意識し、そうするとどれくらい悩める期間があるのか、ということが見えてきます。
無限にスケジュールを取れれば良いですが、補助金やら税金やらの話は、自分の力でどうすることもできません。
また、自分が検討する期間において、良い土地が現れるかどうかも分かりません。
そういう意味では、70%の土地しか現れない、というのは正しい気がします。
「人事を尽くして天命を待つ」と言うわけではありませんが、土地に関してはスケジュール管理以外はかなり運の要素が強いので、だからこそできることをやっておかなければ、と感じています。