【積水ハウス】SHAWOODの家に1年間住んだ感想!良い点と悪い点

我が家は様々な建築工法の中から、積水ハウスの木造建築、SHAWOOD(シャーウッド)を選びました。

建築条件付きの土地だった、という理由もありますが、住まいの夢工場での説明は非常に納得感が高く、安心して住める家だと感じたのも理由の一つです。

しかし実際に住んでみなければ分からない部分も多く、建築中に全く不安がなかったと言えば嘘になります。

 

今回、実際にSHAWOODの家に住んで1年ちょっと経ちましたので、感想を書いていこうと思います。

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積水ハウスのSHAWOOD(シャーウッド)に住んで1年が経った

二階リビングの写真

執筆時点で、我が家が完成してから、1年と1ヶ月が経ちました。

そのため、春夏秋冬全ての季節を、この家で過ごしたことになります。

 

耐震については、大きな地震が来ない限りは、住んでいる人が納得感や安心感を感じられればそれで良いと思います。

SHAWOODの家に住んでいる間にも、何度か大きめの地震が来ましたが、「この家なら大丈夫」という信頼があったため、不安を感じることはありませんでした。

 

積水ハウスの「住まいの夢工場」は、建築工法や耐震性の高さを、様々な体験を通して感じさせてくれる施設です。

集成材の強さの実験

▲住まいの夢工場では様々な実験を見ることができる。

耐震性は「実際に家が崩れるような地震が起こった時に倒壊しないかどうか」だけでなく、「地震が起きた時に不安を感じないか」という点も大きいと思います。

そういった意味でも、SHAWOODを検討している方は、住まいの夢工場に行って見学してみることをおすすめします

参考記事 : 積水ハウスの技術力の高さが分かる!住まいの夢工場に行った感想

良かった点

マイホームのイラスト

実際にSHAWOODの家に住んでみて、良かったと感じたことを書いていきます。

 

総合的に、SHAWOODには大変満足しているため、良い点の方が圧倒的に多いです。

実際問題、家づくりを通して不満な点はほとんどなく、満足のいく家づくりができたと感じています。

高気密・断熱と24時間換気で空気が綺麗

まず、実際に住んでみて感じたのは、気密性・断熱性の高さと、24時間換気の快適性です。

これはSHAWOODだけでなく、高気密・高断熱を謳う最新の家であれば、多くの家で共通している事項かもしれません。

 

家のドアや窓を閉め切ると、家の中で楽器を弾いても、歌を歌っても、ほとんど外まで音が漏れません

実際に、家の中で少し大きめの音楽を流して、外に出て試して見ましたが、家の中の音はほとんど聞こえませんでした。

(もちろん限度はありますが)

湿度が保たれやすい

我が家はエコカラットを使っているので、その調湿機能もあるかもしれませんが、屋内の調湿性能には感動しました。

参考記事 : エコカラットはお洒落で湿度調整もしてくれる!実際に住んでみたレビュー

エコカラットの拡大②

▲エコカラットの壁。調湿機能がある。

 

新型コロナウイルス感染症の蔓延から、湿度にはかなり気を使っていましたが、職場では20%を切る湿度でも、家では必ず40%以上でした。

天気予報で乾燥注意報が出ていても、家の中の湿度が40%を下回ることは一度もありませんでした。

湿度計が壊れているのでは?と疑うほどでしたが、湿度計をお風呂場等にもっていくと湿度が高くなったので、壊れてはいませんでした。

 

凄いのは保湿性ではなく、「調質機能」で、梅雨のようなジメジメした時期でも、湿度は40%~60%の間に保たれ、常に快適な空間になっていました。

結露等も一切しませんし、本当に住みやすく、素晴らしい家だと感じました。

ベルバーンが汚れない

住み始めて1年経ちましたが、ベルバーンの外観は本当に気に入っています。

陶板外壁のベルバーンはメンテナンスフリーなことが魅力の一つですが、汚れやメンテナンス等をほとんど気にせずにいられるのは、本当に快適です。

スムースチャコールのベルバーン

▲陶板外壁の「ベルバーン」。土器のような焼物で、半永久的にメンテナンス不要。

 

もちろん、どんな外壁であっても1年程度ではメンテナンスを気にすることはないかもしれませんが、ベルバーンはSHAWOODの特徴の一つでもあり、これに惹かれてSHAWOODを選んだ、という人も多いでしょう。

この愛着と格好良さは、一年経った今でも心を魅了し続けるものでした。

手入れが楽で、生活の質が高くなる

これは我が家の選択なのですが、我が家はワックスがけが不要な床材を選びました。

これもまた非常に楽で、個人的には気に入っています。

ワックスがけが不要な床板は木のぬくもりがない、と言われますが、比較しない限りは分からないので、あまり感じたことはありません。

この辺りは好みですけどね。

2階リビングと和室

▲我が家は無垢材ではなく、ワックス不要な床材を選んだ。

 

それよりも何よりも、私の価値観としてなるべく生活に手間をかけたくない、ということがあったので、我が家はワックスフリーにして正解でした。

お風呂洗いも自動洗浄を導入していますが、やはり「生活に手間がかからない」というのは、QOLを底上げしてくれるものだと思います。

参考記事 : お風呂が勝手に掃除!TOTOの自動洗浄浴槽と床ワイパーを導入!【レビュー】

バスタブの写真

▲洗剤を入れると、自動で風呂釜を洗浄してくれる。

アフターフォローが手厚い

網戸を交換するイラスト

もう一つ、積水ハウスで良かったな、と思ったことは、アフターフォローの手厚さです。

定期メンテナンスはもちろん、ドアや窓の立て付け等、気になるところがあればすぐにメンテナンスしてくれます。

1年点検の際に引き戸の閉まり具合を調整していただいたのですが、「やり方を教えてください」とお願いしたところ、「呼んでいただいた方が確実なので、遠慮なく電話してください」と言われました。

 

先日、網戸を交換してもらった話を書きましたが、アフターフォローの対応も迅速で手厚く、「売ったらそれで終了」ではなないことを強く感じました。

参考記事 : 積水ハウスはアフターフォローも充実!無料で網戸交換してもらった話

 

アフターフォローは無料なので、こういった人件費やコストも家の価格に含まれていることを考えれば、値段が高いのも納得です。

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悪かった点

悩みを抱える男性

SHAWOODに1年間住んでみて、正直、これと言って「悪かったこと」というものはありません

営業マン、建築士、アフターフォロー、全ての接客対応も気持ちよく、その内容も満足のいくものでした。

 

そのため、「敢えて書くなら」という前提で、少しだけ気になった点を書いていきます。

間取りのミスに気がついた

一つ目は、自己責任なのですが、間取りのミスがあったことです。

これは私の検討ミスではなく、打ち合わせでお願いしたものと図面が違っていて、図面通りに建てられてしまった、というものです。

 

どのようなミスかと言うと、将来、寝室の真ん中に壁を立てて子供部屋を作る予定なのですが、壁を作った時に、子供部屋の内側に寝室のシャッターのスイッチが入り込んでしまうのです。

つまり、寝室のシャッターを上げ下げするには子供部屋に入らなくてはならないのです。

 

建築図面通り作られていたので、私の確認ミスではありますが、素人が細かい配線の図面を読み取るのは大変骨が折れます。

壁を作ることは伝えていたので、欲を言えば、スイッチの位置について確認してほしかった、と思っています。

 

しかし事前に図面を確認し、問題ない旨の署名をしている以上、これは仕方ないので、壁を作る工事の時にスイッチの位置を変えてもらおうかと思っています。

お金はかかりますが・・・。

 

また、図面が打ち合わせと違うように書かれていたところも他に2つありました

それらは私が気づいたので良かったのですが、図面をしっかり確認しなければいけないと反省させられたと同時に、どうしても見落としてしまう点も出てきてしまうのではないかと思います。

満足度はかなり高い

喜ぶ人

きっと多くの人が、マイホームに愛着を持っていると思います。

こんな家にしなければ良かった、と後悔している人は、かなり少ないのではないでしょうか。

 

我が家も実際に住んでみて、積水ハウスのSHAWOODにしてよかったと心から感じています

もちろん、他の家に1年間住んでみた上での感想ではないので、他のハウスメーカーと比較して「優れている」というわけではありません。

しかしSHAWOODに住んでいる個人として、「今から別の家に変えられる」と言われても、「SHAWOODのままで良い」と答えると思います。

 

家づくりから生活して人生を過ごすところまで、一通り経験しましたが、間違いなくSHAWOODは良い家です。

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コストに見合った高性能な家だと感じている

お金のイラスト

積水ハウスの家は、やはり総合的に値段が高くなりがちです。

しかしこれは「悪い点」ではないと考えています。

 

よく、「大手ハウスメーカーは広告宣伝費が乗っているため、無駄に値段が高い」と言いますが、実際のところ一棟あたりに換算すると10万円にも満たず、大した金額になりません。

むしろ、積水ハウス等は海外事業でも大きな収益を上げているため、一概に割高だとは言えないと考えています。

 

大手ハウスメーカーの値段が高いのは、相応の機能や素材を使用しているからであり、同じ家でもローカストメーカーなら安く建つわけではありません

例えば、部屋の中は気密性・断熱性が高く、夏は涼しく、冬は暖かいです。(エアコンなしで過ごせるほどではありませんが)

実家はパナホームですが、30年前の技術と比べるとその性能は段違いです。

 

寒い冬でも、三重窓・樹脂サッシのおかげで一度も結露することはなく、窓の近くも冷えることはありません。

全ての窓に電動シャッターがあるため、窓を開けずにボタン一つで閉められるのも快適性を上げています。

 

また、ドアの境目にも段差がなく、ルンバが掃除をしてくれていますし、お風呂の浴槽や床にも自動洗浄を搭載したため、本当に家事の労力が減りました。

広い家に住むと家事に追われる、というイメージがありましたが、2DKの賃貸に住んでいた時より圧倒的に楽になりました

感想、まとめ。積水ハウスのSHAWOODはとても住み心地の良い家だった!

引き渡し時の玄関

ここまで読んでいただいて感じたかもしれませんが、私は今の家に本当に愛着がありますし、自慢の我が家でもあります。

 

きっとどの家に住んでも、自分の家には愛着があるものだと思います。

そのため、他のハウスメーカーの家と比較して優れている、と言うつもりはありませんが、少なくとも絶対評価としては「とても住みやすく快適な家だった」と言えます。

だからきっと、SHAWOODを検討している方は、1年後に「自慢のマイホーム」と言っていると思います。

 

もしQOLが数値で表せるなら、賃貸の時と比較して2倍くらいには上がっているのではないでしょうか。

最近は幸せすぎて、年老いていくのが嫌で、いつか死ぬのが本当に怖いです。

しかしそれが現実ですし、そのものが人生ですから、そう思えるくらい幸せなことに感謝しつつ、今を精一杯楽しもうと思っています。

そんなことを考えるほど、SHAWOODの今の生活に満足しています。

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