夢のマイホーム工事は着々と進んでいますが、並行して様々な手続きを進めなければいけません。
その一つが引っ越しです。
特に私の場合、家の引き渡しが3月29日のため、最も引っ越し業界が忙しくなる時期です。
しかも東京近郊という、全国でもトップクラスに案件の多い地域です。
しかし引っ越さなきゃいけないことには変わりないため、先日見積もりを取得しました。
覚悟はしていましたが、やはり値段はめちゃくちゃ高いですね・・・。
3月下旬(3月30日)に東京都から千葉県まで引っ越し
我が家は具体的には、3月30日に引っ越しをします。
ここまでギリギリだと逆に安くなるかも?と思いましたが、決してそんなことはありませんでした。
東京都内から千葉県までで、移動距離は約80km程度となります。
同一県内ではありませんが100km以内なので、決して遠い距離では無いと思います。
100kmを超えると値段が上がる、というのはよく聞く話です。
東京近郊ではよくありがちな引っ越しパターンではないでしょうか。
2LDK、2階の賃貸アパート
我が家は現在、2DKの賃貸アパートに住んでいます。
2DKと2LDKはLDKの広さの違いだけですので、そこまで広いLDKでなければ荷物量は我が家とさほど変わらないと思います。
借りている部屋は2階にあり、エレベーターはありません。
そのため、積み込みには階段を使わなければいけません。
その点は少し値上がりポイントかもしれませんね。
荷物量は一般的で、ダンボールで40箱〜50箱程度です。
スポンサーリンク値下げ交渉のポイント
私は見積もりをもらった後、価格交渉を行いました。
結果、20万円近くの値引きに成功しましたが、ある程度譲歩した条件を飲みました。
私の負担も増えますが、背に腹は変えられません。
お金を節約するためなら、飲める条件は全て飲みます。
ソファ、テレビ、洗濯機はあるが冷蔵庫はなし
これは私が飲んだ条件、というよりも元々そのつもりだったのですが、冷蔵庫は捨てて行こうと思っています。
そのため、一般的な家庭よりも冷蔵庫分は少なくなることになります。
冷蔵庫は引っ越しの中でも移動が大変な部類なので、これがなくなることによってお金は減ることになります。
フリー便のため開始時間未定
そしてこれは条件を飲んだのですが、「何時に行きます」という予約ではなく、フリー便にしたことです。
フリー便の場合、前の案件が終わり次第来ることになるので、時間が読めません。
また、少なくとも午後スタートは確実なので、終了は遅くなります。
私は1日空けていたので、一応終了が夕方になってもなんとかなります。
嫌な条件でしたが、仕方ないのでフリー便でお願いすることにしました。
梱包等は自分で行う
これは多くの人がそうすると思いますが、梱包や開封等は自分で行います。
梱包をお願いすることもできますが、当然その分お金がかかります。
繁忙期でなくても梱包は自分で行っていたので、当たり前のように自分で梱包にします。
ただでさえお金のかかる時期なので、妥協はできません。
2トントラックロング1台分。可能な限り自分の車で
そしてもう一つの条件は、2トントラックロングに積み切りにすることです。
2トントラックで足りるの?と思うかもしれませんが、これにはちょっとしたカラクリがあります。
本来2LDKであれば2トラックのワイドロングで積めるか積めないかくらいだと思います。
2トントラックのロングは、目安として1LDK〜2Kのサイズです。
しかし私の場合、引っ越しの前の週に竣工式、そして引っ越し当日に引き渡し、更に荷物を出した後の退去立ち合いと、合計で3回は家と現地を往復することが決まっています。
そのため、その往復の際にできる限り自分の車に荷物を積み、積載量を減らすことにより、2トントラックワイド積みきりを実現したのです。
お値段ズバリ、27万円+税
その値引きの結果、いくらになったかと言うと、しめて27万円+税です。
繁忙期でなければ法外的な高さです。
しかし繁忙期であれば、仕方ありません。
しかも実は、初期見積もりは48万円(税込)でした。
東京近郊の3月末引っ越しは、Yahoo!知恵袋等で調べても、50万円近くの見積もりが出てくるようです。
スポンサーリンク価格交渉の経緯
48万円もの見積もりをどのようにして価格交渉したのか?と言うことを書いて行こうと思います。
結論から書くと、コンチプランを持っておくと強いと思います。
最悪引っ越しできなくても別の手段を持っておくことで、足元を見られなくても済みます。
とは言え、繁忙期の場合は破談になっても他にお客はいくらでもいるので、価格交渉にも限界があります。
まずは一括見積もりを実施
私は引っ越し業者を選ぶ時は、必ず一括見積もりをします。
車やバイクを売った時もそうでしたが、この手のサービスは一括見積もりをするかどうかで値段は大きく変わります。
それは繁忙期であっても同じです。
冒頭に書いた「破談になった際のコンチプランがあるか」という点で、足元の見られ具合が大きく変わってきます。
一括見積もりに登録すると様々な引っ越し社から見積もり依頼の連絡が来るので、その中から2〜3社を選び、無料見積もりをしてもらいましょう。
複数社に見積もりをもらうことで、その時期の相場感も分かります。
48万円(税込)の見積もりが出る
一括見積もりをした後、連絡が来た引っ越し社に声をかけ、見積もり依頼をしました。
そもそもサカイ引っ越しセンターは3月末は法人のみにしているため、個人の依頼は受け付けていないようです。
その時点で、それだけ依頼がたくさんあるなら、価格交渉はそんなに出来ないかな?と思いました。
その後私がお願いした引っ越し社では、初期見積もりが48万円と出ました。
繁忙期、特に3月末の引っ越しはめちゃくちゃ高いとは聞いていましたが、まさかこんなに高いとは・・・。
すべての権限を使っても35万円+税が限界
まずは「この価格では予算オーバーなので厳しいです」と伝えます。
ここから価格交渉がスタートです。
予算はいくらですか?と聞かれたので、「30万円(税込)まで」と回答しました。
私としても「さすがに厳しいかな?」と思いながら言いましたが、案の定営業マンは「それは無理だと思います・・・」と回答。
粘りましたが、「正直に言って、私の全権力を使っても35万円+税(税込38万円、10万円引き)が限界です。上司に掛け合いますが、35万円でも無理かもしれません。」と言われました。
30万円(税込)以下じゃないとお断りする旨伝える
私の今住んでいる家は家賃10万円です。
そして4月の中旬くらいになると、2LDKでも引っ越し料金は15万円程度に落ちます。
そのため、1ヶ月家を延長して借りたとしても、25万円で引っ越しできるのです。
もちろん1ヶ月延長すると、引っ越しの時にまた引っ越し前の家に行かなければいけませんので、交通費も手間もかかります。
しかしその手間賃と考えても、払えて2〜3万円程度です。
ということで、税抜き27万円、税込み約30万円以下でなければ3月末の引っ越し自体を辞めると伝えました。
そうしたところ、上述の譲歩条件を提示され、最終的に27万円+税で引き受けてもらえることになりました。
時期的に強気の交渉はできない
正直、繁忙期の引越しは需要が供給を大きく上回っています。
そのため、引越し業者側も、いずれ枠は埋まるから焦らなくても良い、という考えになります。
この状況では、強気な交渉はできません。
そのため、最悪引っ越しをしないか、引っ越し業社を使わない、という選択肢を用意しておくことをおすすめします。
この選択肢がないと、とても予算オーバーな金額が出てきたとしても、受けざるを得なくなってしまいます。
また、価格交渉の材料として、コンチプランの金額提示ができるかも大切だと思います。
感想、まとめ。特に東京近郊は高い!50万円くらいは覚悟
3月末の引越しは高い高いと言われていましたが、予想外の高さに驚きました。
いつかニュースで、100万円越えの引っ越し料金、という記事を見た気がしますが、あながち大袈裟ではないと感じました。
地域柄もあると思いますが、特に首都圏ベッドタウンの引越しは高くなる傾向にあるようです。
私の場合は2トントラック一つまで圧縮できましたが、荷物が多い方やそのような手段が取れない場合は、30万円以下には収まらない可能性も大きそうです。
繁忙期でなければ一括見積もりを使えばがっつり値段が下がりますが、繁忙期は勝手にお客さんが来るので、値下げにも限界があります。
それでも一括見積もりを使うに越したことはないですが、私と同じような2LDK程度の大きさなら、50万円近くの出費を覚悟しておいた方が、精神衛生上良いかもしれません。