LDKと言えば、リビング、ダイニング、キッチンですよね。
子供のころは何だかよく分からず、語呂のいいものという印象でしたが、今となればその意味も分かります。
しかしたまに耳にするのが「LDKS」というワード。
このSはサービスルームと言う意味で、採光要件等を満たせない、部屋として扱うことができない空間のことを指すようです。
なるほどなるほど。
では、我が家が設置する予定の「インナーバルコニー」は、何て表現すれば良いのでしょうか?
我が家はインナーバルコニーを設置予定
現在、我が家は間取り検討の真っ最中です。
まだ確定はしていませんが、かなり間取りも固まってきました。
我が家の一番の拘りは、二階リビング+広々としたインナーバルコニーです。
▲住宅展示場のインナーバルコニー
LDKは22畳程度ですが、リビング部分には片方に5畳程度の和室、片方には7.5畳程度のインナーバルコニーを設置しています。
まだ間取りの確定はしていないので、若干の修正はあると思いますが、コンセプトは変わりません。
しかしここで疑問に思うのは、この7.5畳のインナーバルコニー部分は部屋なのか何なのか?という点です。
5LDK?4LDK+B?4LDK+I?
我が家で計画しているインナーバルコニーは7.5畳の広さがありますが、この広さを確保するために、LDKを2畳ほど縮小しています。
延べ床面積は変わらないのですが、「部屋」の専有面積は変わるかどうか、という疑問です。
たとえば、我が家はインナーバルコニーを除いて4LDKの間取りになっています。
この場合、インナーバルコニーをふくめて5LDKになるのか、それとも4LDKSのような形で4LDKB(バルコニー)とか、4LDKI(インナーバルコニー)とか、そんな表現になるのでしょうか?
lDKの呼び方も間取りを簡略化し、一言でイメージを伝えるためのものです。
4LDKSと言われれば、ざっくりと「LDKの他に部屋が3つと寝室が一つ、加えて部屋ではない空間が一つある」という間取りが思い浮かぶと思います。
だとするとインナーバルコニーもあわせて紹介した方が、聞き手はより間取りのイメージがつきやすいと思います。
スポンサーリンク壁を立ち上げて屋根を伸ばしたため、延べ床面積には含まれる
インナーバルコニーの場合は屋根が最後までかかっているので、延べ床面積には含まれます。
そのため、固定資産税の評価も変わってきてしまいます。
インナーバルコニーのデメリットでもありますが、インナーバルコニーを作る方は承知の上だと思います。
固定資産税上も延べ床面積に含まれるのであれば、これは部屋なのか?
部屋じゃないとしたらこれは何なのでしょうか?
困った時のYahoo!知恵袋
「インナーバルコニー 部屋」等のキーワードで調べてみても、インナーバルコニーの間取りが出てくるだけであって、知りたいことが出てきません。
調べても分からない!という時に便利なのが、Yahoo!知恵袋です。
私も土地を探す時に、Yahoo!知恵袋で混雑状況を聞く等して活用させていただきました。
リンク : 注文住宅検討における最強の情報収集ツールはYahoo!知恵袋だった
今回もYahoo!知恵袋で質問してみることにしました。
なお、Yahoo!知恵袋はあくまで掲示板に近い性質のものなので、そのまま鵜呑みにするのは危険です。
中には悪意を持ってデタラメな回答をする人間もいます。
そのため、リテラシーを持って、参考程度に活用するのが良いでしょう。
回答:採光要件も換気要件もないので「部屋」ではない
Yahoo!知恵袋で質問すると、あっという間に回答がつきました。
いやー、このスピードは凄いですね、何者なのでしょうか。
私の質問は2つ。
インナーバルコニーは部屋の条件には合致しないのか、そうであるならば何と表現すれば良いのか、という点です。
まずYahoo!知恵袋の回答では、インナーバルコニーは広さを問わず「部屋」にはカウントしないとのことでした。
理由としては、「インナーバルコニーには部屋に求められる採光要件や換気等も一切求められず、建築基準法上の居室ではない」ということです。
何となく分かっていましたが、では、4LDKIとでも言うのか、何と答えれば良いのでしょうか。
しかしその点については、誰も回答してくれませんでした。
つまり要するに、インナーバルコニーは部屋でもないし、インナーバルコニー以外の呼び方はない、という事です。
インナーバルコニーという考え方も一般的のものではないので、略して使うようなものでもないのでしょう。
自分の家の間取りにインナーバルコニーがある場合は、略して伝わった方が楽なのですが、聞き手に伝わらなければ意味がないですからね。
スポンサーリンク結論:現状は「LDK+インナーバルコニー」と言うしかない
現状、インナーバルコニーのある間取りは「+インナーバルコニー」と表現するしかないようです。
しかし最近、都会でも自然を感じられるインナーバルコニーの考えは人気です。
中には客間をなくしてインナーバルコニーを作る人もいると思いますが、その場合は明らかに部屋の代替とした間取りです。
客間があれば4LDKだったが、インナーバルコニーにしたことによって3LDKになった、というのは何となく伝わり方が変な気がします。
インナーバルコニーも家によって広さが違いますが、間取りを簡潔に伝える上では無視できないものだと思います。
現状は間取りを伝える時は「LDK+インナーバルコニー」とストレートに言うしかなさそうです。
もしかしたら最新の業界関係者等では何か略称があったりするのかもしれませんが、相手に対して意味が伝わらなければ二度手間になってしまいますので、しばらくはそのまま「インナーバルコニー」と表現しようと思います。