消費税増税による消費の冷え込み対策として、住宅関連にはいくつかの軽減措置があります。
個人的にはメインは住宅ローン控除の3年間延長だと思っていますが、忘れてはいけないのが次世代住宅ポイントです。
簡単に言えば、一定の要件を満たす住宅を建てた場合にポイントがもらえ、そのポイントで家具や家電等様々なものが貰える、というものです。
住宅ローン控除延長の恩恵を受けられるのは10年後以降ですが、次世代住宅ポイントはすぐに貰えるので、インパクトとしては大きいです。
私も当然次世代住宅ポイントをフル活用するのですが、何を貰うのが良いのでしょうか。
私の考えと、我が家で貰うものをご紹介します。
増税対策で実施される「次世代住宅ポイント」
消費税だけに限った話ではありませんが、増税が実施されると駆け込み需要が発生します。
すると当然、その反動で増税直後は一気に消費が冷え込み、景気は悪化します。
そうならないようにするために、政府は増税直後でも損をしない、消費を刺激する施策を実施します。
そのうちの一つが次世代住宅ポイントです。
住宅の性能や設備等によって、最大35万ポイントが付与されます。
自分の家が何ポイントもらえるのか?という点については、営業マンの方に尋ねてみてください。
積水ハウスは350,000ポイント
ちなみに積水ハウスで建てている我が家の場合、長期優良住宅であり低炭素建築物でもあるので、そのまま35万ポイントを獲得できます。
おそらく、大手ハウスメーカーであれば大抵が35万ポイント獲得の要件を満たすと思います。
住宅性能表示だけでは35万ポイントに場合は、設備等によって追加でポイントを獲得することができます。
その場合、書類の取り寄せ等はやってもらえると思いますが、設備の書類はなかなか取り寄せるのが大変、と聞いたことがあります。
その辺りは営業マンの方が準備してくれると思います。
私の場合は何から何まで任せっきりです。
1ポイント=1円相当なので、35万円相当
次世代住宅ポイント35万ポイントは、そのままおよそ35万円分の価値があります。
1ポイント=1円相当、という事ですね。
つまり単純に、増税後の購入特典として35万円もらった、というような感覚です。
なお、次世代住宅ポイントの交換サイトには様々な会社が出品しているため、楽天市場のように同じ商品でも複数の価格で販売されています。
そのため、お目当ての商品があった場合でも、価格を比較してから購入する必要があります。
交換する商品が決まったら、次世代住宅ポイントの交換商品検索サイトで型番を入れて検索し、「交換ポイントが低い順」で並べ替えましょう。
なお、個人的に見た感じでは、全体的にインターネット通販よりも高めに設定されているように感じます。
そして価格の開きは楽天以上にあるので、損をする可能性も大きいです。
商品によっては倍以上の価格差があるものもありました。
スポンサーリンク大物家具・大物家電を一つ含めると良い
次世代住宅ポイントの交換サイトから35万ポイント分の商品を選ぼうとすると、意外と大変です。
次世代住宅ポイントでは様々な商品と交換できますが、低価格帯を大量に選ぶのは大変なので、高価格帯の商品を一つ入れるのがおすすめです。
もちろん「現物を見て買いたい」というものはあるかもしれませんが、たとえば家電量販店で実物を見て、同じ型番の商品を次世代住宅ポイントで貰うこともできます。
一つは大物家具・家電を入れないと、意外と35万ポイントは使いきれません。
折角の次世代住宅ポイントなので、無駄なものを買うのではなく、元々購入予定のものを貰って節約に繋げたいですよね。
我が家が次世代住宅ポイントで貰うもの
我が家は35万ポイントの次世代住宅ポイントで、3つの商品と交換します。
基本的には先ほどの観点のとおり、「そもそも買う予定だったもの」で、かつ「あまり細かくしすぎない」という考えで選んでいます。
最初は冷蔵庫にしようかと思ったのですが、2階リビングなので、冷蔵庫は実店舗で話を聞きながら、搬入してもらった方が良いと思いやめました。
あと冷蔵庫はないと困るので、しっかりと配送日時を決めてお願いしたいですしね。
なお、合計で340,600ポイント使用予定で、残りはまだ検討中です。
REGZA(レグザ)65型テレビ
一つ目の交換商品はテレビです。
画像出典 : 楽天市場
今使っているテレビでは小さすぎるため、買い替える必要があるのですが、テレビ自体にはそれほど拘りはないため、次世代住宅ポイントで交換することにしました。
今まで2代連続で東芝のレグザを使用しており、性能には満足しているので、交換するテレビもレグザにしました。
なお、必要な交換ポイントは217,000ポイントです。
65型なので結構大きいサイズですが、これくらいの値段しかしないなんて、本当にテレビは安くなったと思います。
ルンバ960
新居に引っ越したら絶対買おうと思っていたのがルンバです。
画像出典 : 楽天市場
今の賃貸住宅ではそもそもLDKは狭いため、ルンバの走るスペースはありません。
しかしルンバが掃除してくれたらどれほど楽か?と思う事は多々ありました。
ルンバはどこで買ってもルンバなので、わざわざ家電量販店で買う必要はありません。
また、すぐになくても問題ないので、次世代住宅ポイントで貰うのにぴったりな製品だと思います。
なお、必要ポイント数は68,800ポイントです。
ダイソン Pure Hot + Cool
もう一つ買おうと思っていたのが、ダイソンの扇風機、Pure Hot + Coolです。
画像出典 : 楽天市場
我が家は悩んだ末、暖房をリビング側ではなくキッチン側につけました。
リビングにエアコンを取り付けると位置が悪く、見た目が大きく崩れてしまいます。
色々悩みましたが、「エアコンをリビングにつけた方が最初は温かいが、部屋全体が暖まったら変わらない。風が当たるのが嫌だと言う人もいるので、人それぞれ。」という意見を採用し、エアコンはキッチン側につけ、サーキュレーター等で循環させることにしました。
しかしダイソンのPure Hot + Coolであれば、ただ風を回すだけでなく、冬には温風を出すことができます。
更に空気清浄機能もついており、一石三鳥!ということで、購入を決めていました。
ダイソンもルンバ同様、どこで買っても同じなので、次世代住宅ポイントでもらうのに適した商品だと思います。
なお、必要ポイントは54,800ポイントでした。
スポンサーリンク端数があれば食品をもらおう!
次世代住宅ポイントでは、住宅設備だけでなく、食品等ももらうことができます。
しかし節約と言う意味では、元々購入予定だったものを次世代住宅ポイントでもらい、出費を減らすのが良いと思います。
そのため、次世代住宅ポイントで食品等を貰うのは、端数が出た場合がおすすめです。
我が家では1,000ポイント程度余るので、うどんやお米(少量)、掃除用品等の消耗品と交換できます。
楽天スーパーポイントのように、最後の1ポイントまで使い果たすことはできませんが、意外と小さいポイントでの交換商品も用意されています。
端数と言えど余らせるのは勿体ないので、残さず交換してしまいましょう。
できれば「なくても何とかなるもの」が理想
次世代住宅ポイントでは元々買うつもりだったものがおすすめ、と言いましたが、もう一つ、最悪なくても生活できるもの、がおすすめです。
次世代住宅ポイントは申請から付与まで、不備がなくても1.5カ月~2か月程度かかります。
また、楽天やamazonのように即時配送してくれるかも分かりません。
そのため、様々な事情によって配送が遅れた場合でも、気長に待てるものが良いです。
我が家の場合、ルンバやダイソンはすぐになくても良いですし、テレビもそんなに見ないので、少し遅れるくらいでは生活に支障はありません。
テレビは価値観によると思いますが、最悪数週間遅れても大丈夫、と思えるものを選ぶとリスクが少なくて良いかもしれません。
感想、まとめ。次世代住宅ポイントは忘れずに活用しよう!
住宅ローン控除の延長と異なり、次世代住宅ポイントは即効性のある節約になります。
元々買う予定だったテレビやルンバ、ダイソンがタダでもらえるとなると、その恩恵はすぐに感じることができます。
次世代住宅ポイントは2020年3月31日までに申請し、2020年6月30日までに使用しなければいけません。
どちらも期限のあるものですので、忘れず使用するようにしましょう。
期限を過ぎてしまうと、もう元には戻らないので、計画的に手続きを進めていくことが必要です。