最近流行り?かどうかは分かりませんが、2階リビングにする家も多くあります。
我が家もその一つです。
生活の便利さだけなら、リビングは1階にあった方が良いかもしれません。
しかし2階リビングには圧倒的な解放感があります。
元々メリットとデメリットについては考えていましたが、実際に住んでみてどうだったのか、感想を書いていきます。
2階リビングのマイホームを建築!
このブログを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、我が家は2階リビングです。
実家は普通に1階にリビングがありますが、田舎だったので広い庭がありました。
しかし都会の場合はそこまで広い土地を持つのは難しく、また近隣の民家との距離感も近くなります。
そこそこ住宅が密集する地域の場合、一階リビングは基本的にカーテンかシャッターを閉めておくことが多くなります。
外を歩いている人や向かいの家から中が丸見えになっても良ければ、解放することもできます。
しかしリビングも常に綺麗なわけではないですし、プライベートもありますので、なかなかそういうわけにもいきません。
特に夜は家の中が明るいため、厚手のカーテンは必須です。
そう言った煩わしさから解放され、気持ち良いリビングを満喫したく、我が家は2階リビングにしました。
不便だと思ったのは玄関の鍵を閉め忘れた時くらい
二階リビングはメリットばかりでなく、デメリットもあります。
と言うより、一般的にはデメリットの方が多いので、一階リビングがオーソドックスなのだと思います。
参考リンク : 二階リビングのメリットとデメリット!老後の対策について
しかし実際に住み始めて1ヶ月経ちますが、不便だと感じた事はそれほど多くありません。
冷蔵庫が入らなかったことと、鍵をかけ忘れた時にわざわざ一階まで降りなければいけないことくらいでしょうか。
二階から鍵をかけられる機能があれば良かったのですが、私が建てた時はその機能はありませんでした。
▲玄関は電子錠なので、遠隔ロックもできるはず。
技術的には難しくないので、ニーズの問題だと思います。
スポンサーリンク慣れてしまえば気にならない
二階リビングには様々なデメリットがありますが、正直、慣れてしまえば気になりません。
二階リビングに限らず、注文住宅の間取りを考える時に、様々なメリットとデメリットを考慮しながら、取捨選択を行ってきました。
しかしいざ住み始めると、細かいデメリットなんてものは忘れてしまいました。
今、「この間取りのメリットとデメリットは?」と問われても、ほとんど答えられません。
二階リビングもその他諸々の間取りも同じで、慣れてしまえばデメリットは感じません。
しかしメリットについては、とりわけ解放感については、二階リビングで良かったと感じることがしばしばありました。
家具家電の運搬が最大のデメリット
そう言えば思い返せば、お米を二階に持って行った時も大変だったような気もしますが、そんなものは忘れてしまいました。
しかし強く印象に残っているデメリットは、家具家電の搬入です。
もちろん自分で運ぶわけではなく、業者の方が運んでくれるのですが、サイズの問題で運べないことがあります。
我が家の場合、冷蔵庫がまさにその状態でした。
ビックカメラで冷蔵庫を決め、支払いまで済ませたのに、運搬業者が出した答えは「厳しい」でした。
私が選んだ冷蔵庫では、階段を通ることができなかったのです。
▲手すりを外した状態の階段。
最終的には手すりを外し、何とか運んでもらいましたが、これは明確に二階リビングのデメリットだと認識しました。
リンク : メーターモジュールの二階リビングでも冷蔵庫が入らない!限界サイズは?
とは言え、それもこの記事を書くまで忘れていました。
メリットもデメリットも、少しずつ慣れて、最終的には何も感じなくなるのかもしれません。
もしメリットとデメリットを感じることがあるとしたら、誰か他人の家を訪れた時ではないでしょうか。
老後は心配だが、対策はしてある
今でこそ二階リビングでも問題ないかもしれませんが、やはり老後は心配です。
階段を上り下りするのが辛い年齢になった時に、二階リビングは厳しいかもしれません。
しかし、「辛い」の程度にもよりますが、二階リビングで生活できなくなる時はかなりの年齢になっているのではないでしょうか。
おそらく、終活や相続を考えるような年齢です。
私の父はもう70歳を超えていますが、二階に自室を持ち、頻繁に上り下りをしています。
もちろん人によるので、何らかコンチプランがあった方が安心ではあります。
我が家の場合、子供部屋と寝室の間に壁を作らなければ、18畳もの広さの空間になります。
この部屋の地下に排水管を伸ばしてあるので、200万円程度のリフォームで、一階をリビングにすることができます。
参考リンク : 二階リビングのメリットとデメリット!老後の対策について
その頃には子供も育っているので、もう一つの子供部屋を寝室にしても良いかもしれません。
しかしそこまでいく頃には、夫婦どちらかが寝たきりだったり、かなりの状態になっていることが予想されます。
どこまで老後の心配をするかは、その人の価値観によるところが大きいのではないでしょうか。
老後のための人生ではない
確かに老後は心配ではあります。
しかし、65歳まで元気に働けたと仮定すると、心配なのは70歳過ぎたあたりからでしょうか。
もちろんその前に病気になってしまうリスクもありますが。
その年齢にまでなってしまえば、それはそれで一つ、仕方ないんじゃないかな、とは思っています。
老後のために我慢する人生ではありませんし、子供の時も、現役の時も、その全てが人生です。
リスクを認識して対策しておくことはしても、我慢する必要はないのではないでしょうか。
老後に「一階リビングにしたい」と思ったとしても、それまでの人生を振り返り、納得もできるのではないかと考えています。
無理に二階リビングにする必要はありませんが、二階リビングに憧れるものの、老後が心配だから諦める、というのは勿体ないと思います。
老後も人生の一部ですが、今この瞬間も、同じ価値のある人生の一部なのですから。
スポンサーリンク田舎でなければメリットはかなり大きい
個人的には、田舎でなければ二階リビングのメリットはそれなりに大きいと考えています。
田舎では庭が広く、道路や隣家から一定の距離があり、目を凝らさなければ家の中まで見えない場合もあります。
また、目と鼻の先に家がないケースもあり、その場合はプライバシーを気にする必要もありません。
しかし都会であれば、余程お金持ちでなければ広々とした庭は持てませんし、外を見れば他人の家が見える状況だと思います。
都会と言っても、埼玉、千葉、神奈川等のベッドタウンも同様の状態だと思います。
こう言った地域では、道路や他人の家から家の中があまり見えず、家の中からは屋外が見える二階リビングは解放感があっておすすめです。
二階リビングにはロールカーテンがおすすめ
二階リビングの最大のメリットは、朝でも夜でも、窓を閉め切らなくて良いことです。
とは言え、二階リビングであっても外から全く見えないわけではありません。
道路に面した窓は、道路から二階を見上げればリビングが見えます。
見えると言ってもリビング全てが見えるわけではなく、角度があるので、リビングの窓付近から天井に向かって、高さのある場所が見えます。
下から見上げる形なので、リビングの床は見えません。
しかし立っている人間の様子は外から見えてしまうので、これが嫌な方は、ロールカーテンがおすすめです。
ロールカーテンを半分くらい閉め、上だけ見えないようにすることで、プライバシーを守りながら解放感を味わうことができます。
▲ロールカーテンを少し開けるだけでも明るさが違う。
普通のカーテンでは左右一部分しか閉まらないので、こう言った使い方をしたい場合、ロールカーテンがおすすめです。
感想、まとめ。2階リビングで後悔はない
二階リビングにするかどうか、間取りを設計している時は本当に迷いました。
やはりリビングと言えば一階が一般的ですので、イレギュラーな事をして後悔がないか、と心配だったのです。
しかし実際に住んでみて、杞憂だったとわかりました。
メリット・デメリットあるのは事実ですが、少なくとも私は二階リビングで良かったと思っています。
感じ方は人それぞれなので、一階リビングが良い人、二階リビングが良い人いると思いますが、迷っている方は勇気を持って挑戦してみても良いかもしれません。
何年後かに病気になって、早々に後悔する時が来るかもしれませんが、その時はその時、それも人生だと思っています。
(いざ当人になったらそんなこと思えないかもしれませんが。笑)