土地探しやハウスメーカー探しから始めた我が家のマイホーム作りですが、いよいよ先日、間取りの打ち合わせが終了しました。
間取りの打ち合わせは楽しいので、時間が経つのはあっという間でした。
リンク : 注文住宅の醍醐味、間取り作りが楽しい!
ここまで紆余曲折ありましたが、本当に納得できる、満足できる間取りができたと思います。
これまでブログとして考え方やら思ったことやらを色々書いてきましたが、間取りが固まったのでいよいよ我が家の間取りを公開していこうと思います。
コンセプト:解放的なリビングと生活動線
我が家は2階リビングを採用しています。
プライベート感を向上させたかったことと、そもそも高いところの空気感が好きだったことがあります。
また同時に、可能な限り広く解放的なLDKにしたかったこともあります。
▲イメージに近いモデルハウス
元々は1階にLDKを置き、水回りも全て2階に持っていく、という形を取ろうかとも考えていました。
しかし結局生活のために2階に行かなければいけないのであれば、後々のリフォームのことを考えても2階リビングの方が効率的だという考えもありました。
また、我が家は分譲地のため景観に決まりがあり、目線を覆う高さの生垣や柵を設置してはいけない、というルールがあったため、2階リビングの方がよりプライベート感を確保できると考えたのです。
そのため、「LDKの解放感」という点には拘りがあります。
また2階にリビングを持っていったため、洗濯動線には少し拘っています。
前置きが長くなりましたが、我が家の間取りを紹介していこうと思います。
1階生活スペースの間取りの解説
まずは1階の間取りから紹介します。
図面は以下のとおりですが、ざっくりとパワポで作ったので、正確な長さではありません。
(部屋の位置や表記の乗数は正しいです。)
なお、青い線はドアを表していますが、引き戸だったり開き戸だったり様々です。
デッドスペースがないというメリットがあるため、全体的には引き戸が多くなっています。
我が家は4LDK+インナーバルコニーという間取りになっています。
個人的にはもはや5LDKに近いと思っていますが、インナーバルコニーはインナーバルコニー以外に表現しようがありませんでした。
リンク : LDKB?LDKI?インナーバルコニーは部屋として数えられえるのか?
1階に居住スペースを全て持ってきたため、生活だけであれば1階で完結するような形になっています。
拘り①:6帖の土間収納
一つ目の拘りは、土間収納の広さです。
私はキャンプやアウトドアが好きなので、大きめの道具が溢れかえっています。
階段の下には階段収納をつける人も多いですが、我が家の場合は階段収納と土間収納を接続させました。
こうすることにより、階段収納はなくなりますが、土間収納を最大限の広さで取ることができます。
土間収納の広さは階段下部分を含めると約6帖あります。
階段下部分は天井が低くなっていますが、収納として使うだけであれば何ら問題はありません。
玄関に直結しているため、ベビーカーや子供の自転車、キックボード等も楽々入れることができます。
土間収納の外側(廊下側)にちょっとした収納はつけているので、それほど大きくないものであればそこに片付けることができます。
土間収納の下にあるこの空白のスペースですね。
扉をつけ忘れましたが、この収納は廊下側から開けることができます。
ちょっとした収納にする他、半分はコートや上着等、家から出ていく時に使用するものを置いておこうかと考えています。
拘り②:効率的な洗濯動線
二つ目の拘りは、洗濯動線の作り方です。
脱衣所に洗濯機を置きますが、横長の脱衣所にすることで、室内干しスペースを確保しています。
図面の「脱衣所」と書いてある文字の部分あたりに、横長に物干しざおがかかるようになっています。
雨の日や仕事の日等に洗濯物を干す場合には、ここが室内干しスペースになります。
ここには除湿器を設置しておき、洋服の乾燥と同時に風呂場の乾燥も行います。
これによって、風呂場のカビ抑制にもなるので、一石二鳥です。
また脱衣所からフルフラットバルコニーに繋がっており、そこにも物干し竿が設置されているため、洗濯機からすぐに洗濯物を干しに行くことができます。
そして乾いた洗濯物は、ハンガーにかけたままWIC(ウォークインクローゼット)にかけます。
基本的に下着以外は、畳むことはしません。
夏物と冬物を変える時には畳んで片付けることも必要ですが、それ以外はTシャツもハンガーのまま収納する予定です。
これによって、洗濯に要する時間を大幅に短縮できる、という算段です。
この動線は建築士の先生にも褒めていただきました。
洗濯機、室内干しスペース、外干しスペース、WICを全て一か所に集めることにより、雨の日でも晴れの日でも、仕事の日でも休日でも、いつでも効率よく洗濯を行うことができるのです。
拘り③:リフォームでLDKにできる12.5帖のLDKと水回り
3つ目の拘りは、寝室と子供部屋の作りです。
子供が大きくなって部屋を欲しがるまでは、子供部屋と寝室はひと繋ぎにしておきます。
これによって、12.5帖の一室となります。
子供が大きくなった時は、図面の点線部分に壁を立ち上げ、5.3帖の洋室と7.2帖の寝室に分けて使用します。
2階リビングのデメリットとして老後に階段の昇り降りが辛い、という点がありますが、もし本当に厳しくなったら、この12.5帖の部屋をリフォームしてLDKにすることを一つの案にしています。
そのため、実は寝室の地下には排水管が繋げられるように準備をしてあります。
「エレベーターをつけるので排水管使わない」となるかもしれませんが、老後の一つの対策です。
リンク : 二階リビングのメリットとデメリット!老後の対策について
現在の予定では、退職金を使わずにローンを完済するため、退職金を使ってリフォームをする、というのも選択肢の一つだと考えています。
まぁ医療が発達して腰痛が改善しているかもしれませんし、未来のことはまだ分かりませんので、コストに影響が出ない範囲で対策しておく、という程度のものです。
拘り④:2階の足音が響かない寝室
2階リビングのデメリットとして、2階の足音や生活音が響く、という点があります。
1階で寝ている時に2階がうるさい、となるのは嫌ですよね。
親は気を付けて歩けば良いですが、子供は親に気を使って静かに歩く、なんてのは不可能です。
そのため、我が家の場合、寝室の上には極力足音のしないスペースを置いています。
後ほど2階の解説をしますが、寝室の上はインナーバルコニー(フルフラットバルコニー)になっています。
もちろん、夜にバルコニーに出ることがないかと言うと分かりませんが、頻度はかなり少ないでしょう。
二階リビングで一番響くのはお風呂だと言われますが、その点については、水回りも一階に持って行ったので安心です。
スポンサーリンク2階リビングの間取り図面の解説
1階にも拘りはたくさんありますが、1階はどちらかと言うと効率重視の間取りです。
1階は生活空間になっているので、いかに快適に、楽に過ごすかに力を入れて考えています。
反対に2階は、家族が集まり、ゆったりとした時間を過ごすための拘りがあります。
効率よりも快適性、特に解放感重視の間取りになっています。
拘り①:居室を1階に纏めたことによる24.2帖のLDK
1つ目の拘りは、縦にL・D・Kと並んだ、広々としたリビングです。
1階に水回りを含めた全ての生活空間を持っていったため、2階は最大限LDKとして活用することができます。
▲二階の図面。リビングが大部分を占める。
我が家のLDKは約24帖ですが、敷地の広さとしてはこれだけの広さのLDKを確保できるのは、生活空間とLDKを分けたからだと思います。
インターネットで見ると、30帖や40帖の広さのリビングの人もたくさんいますが、我が家にとって24帖のリビングは大スペースです。
2階リビングなのでカーテンを閉めず、大きい窓とそこからの景色を満喫することができます。
追記 :
実際に住み始めた、二階リビングの感想はこちら。
リンク : 2階リビングは荷物の上げ下げが不便?実際に住んでみた感想
拘り②:7.3帖のインナーバルコニー
2つ目の拘りは、24帖のLDKから繋がる、7.3帖のインナーバルコニーです。
窓を伸ばして壁を立ち上げてインナーバルコニーにしましたが、屋根のない普通のフルフラットバルコニーにするかは悩みました。
インナーバルコニーにするとよりプライベート感が出ますが、風通しや日差しの入り方は悪くなります。
我が家の場合は壁の方向は家があるので、見えなくてもいいかな?ということで、インナーバルコニーを採用しました。
イメージは、住宅展示場で見たこんな感じのインナーバルコニーです。
インナーバルコニーには天井から吊り金具が出ているため、ハンモックを吊るしたり、ランタンを吊るしたりしたいと考えています。
ここで子供とプールで遊んだり、ちょっとしたバーベキューをしたりと、夢が膨らみます。
春や秋は、このスペースで音楽を聴きながらお酒を飲む、というのも最高ですね。
インナーバルコニーは家の中から大きな窓ガラスで一望することができるため、家の中にいながらアウトドアな空間を楽しむことができます。
我が家の一番の拘りスペースだと言っても過言ではありません。
追記 :
実際に住み始めた、インナーバルコニーの感想はこちら。
リンク : 二階リビング+インナーバルコニーの感想!人目を気にせずバーベキュー!
拘り③:リビングからもキッチンからも20帖を超える空間
縦型のLDKはキッチンから見ると広々していますが、縦型LDKの場合リビングに座った場合の景色は限られています。
このような縦型LDKの場合、キッチンからは広い眺めになりますが、リビングのソファからの視界はそれほど広くありません。
しかし我が家の場合、リビングに座って右手に和室、左手にインナーバルコニーを設けることにより、リビングのソファからでも左右に広がる空間を楽しむことができます。
リビング部分で約10帖あり、和室が5帖、インナーバルコニーが7.2帖あります。
つまり、リビングに座った時に感じられる空間的な広さは、10帖+5帖+7.2帖で、22.2帖ということになります。
キッチンに立っても、リビングに立っても、20帖を超える大空間を満喫することができます。
20帖を「大空間」なんて表現すると、ネットの世界では笑われそうですが、私にとって20帖は大空間です。
LDKと生活空間を分離することによって実現した、我が家の最大サイズのLDKになったと思います。
これも二階リビングならではの、拘りの間取りになっています。
屋外と繋がり、カーテンも不要、外には2階からの景色が広がる空間で、目指していた「解放的なリビング」が実現できたと満足しています。
諸々込みで4,000万円ちょっと
こういった間取りの家で、広さは延床43.7坪くらいになる予定です。
上物代に加えて、諸費用だとか、外構費用だとかを加えて、最終的には諸々込みで4,000万円超になりそうです。
(土地代は含みません)
我が家は積水ハウスのシャーウッドなので、坪単価は割とお高めになっています。
シャーウッドの金額については以下の記事をご参考にしてください。
ただ、下記の記事を書いた時には38坪程度で検討していたので、最終的には少し広がってしまいましたが。
リンク : 【40坪】積水ハウスのシャーウッド(SHAWOOD)の坪単価はいくら?
しかし柱のない大空間を取れるのもシャーウッドならではですし、全窓電動シャッター、樹脂サッシ三重窓になっているので、十分納得の価格にはなっています。
多額のローンを背負うことになりますが、低金利時代、家賃を払い続けるのであれば早く買ってしまった方がお得です。
次の私のミッションは、「住宅ローン控除のある13年間でいかにお金を貯めて、繰り上げ返済できるか?」という点だと思います。
スポンサーリンク感想、まとめ。大満足の間取りができた
半ば自慢にも近い、我が家の間取りを最後までご覧いただきありがとうございました。
私は自分自身、大満足の間取り作りができていると感じていますので、正直に自慢の間取りです。
他人と比べてどうではなく、自分自身で自慢の間取りであれば、それで良いと思います。
春は日向ぼっこを楽しみ、夏はインナーバルコニーで子供とプールに入り、秋は外でフルーツやスイーツを楽しみ、冬はしんしんと降る雪を見ながら熱燗を一杯。
そんな四季を感じる楽しみ方をしてみたいです。
2階リビングやインナーバルコニーをご検討の方、ぜひご参考にしていただければと思います。
まだ間取りが決まった段階なので、実際に建った家の様子は、追って更新していきますのでご期待ください。
更新の際はカテゴリ「注文住宅」に加えて、「web内覧会」というカテゴリを作ろうと考えていますので、メニューのカテゴリからご覧になっていただければ幸いです。
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